八戸旅行②

八戸に旅行してきました。前回は夜に新幹線で移動して八戸の安ホテルで一泊(寝るだけ)して、朝食をガッツり摂ったところまででした。
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十和田市現代美術館、最高!

十和田市のアクセス悪すぎるだろ…

八戸旅行なのに、さっそく八戸から出るのは、もともとの主目的が「十和田市現代美術館」だからです。
十和田市は内陸部にあるのですが、鉄道が通っていません。昔はあったみたいなのですけど。十和田市に向かうには「八戸駅(八戸市)」または「七戸十和田(七戸町)」駅からバス・タクシー・レンタカーで向かわなければいけません。
こういった移動の合理性やコストを鑑みて八戸駅に宿をとりました。そこから「八戸だったら、じゃあ他に何処に行こうか」というお話をしていました。

バスに1時間ほど揺られて、十和田市現代美術館に向かいます。バスの本数が少ない…。

周辺散策(まちなか常設展示)

美術館の入らずとも、展示が観られます。
私が生で観たかった奈良美智さんの「夜露死苦ガール2012」を真っ先にみました。
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美術館の壁面には絵が描いてあります。
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屋外にアリのオブジェがありました。
\アリだー!!/
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馬のオブジェがあったり、と目を楽しませてくれます。いいね!
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常設展示

一通り楽しんだあと、チケットを買って入館しました。チケット売り場の床がかなりサイケデリックでした。これも展示作品(ゾボップ/ジム・ランビー)だったみたいです。FullSizeRender


館内にある常設展示をみてまわります。特に印象的だったのはハンス・オプ・デ・ベークという人の「ロケーション (5)」という作品です。これは言葉や写真で表現するのは無理です。あれは行って自分の目で観ないとわからない。すごい。


作品と作品の間を、ガラス貼りの通路を歩いて移動するのですが、合間合間にも展示があります。なんか木がありまして、短冊に願いが書いてあります
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机と椅子があり、短冊に好きなことを書いていいようです。私は「太く短く生きたい」と書きました。FullSizeRender

木の横に鐘がありました。これ、石も含めて作品「念願の木、三途の川 、 平和の鐘(オノ・ヨーコ)」だそうです。この平和の鐘は鳴らしていいようなので、ちゃんと鳴らしておきました。
不惑「へ~、オノ・ヨーコの作品なんだね。あのか~ね~をぉ~♪ならすのはあなた~♪」
彼女「不惑ん、それ和田アキ子」
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こういった形で、隠れている展示物を探しつつ、あちこちを楽しんで歩く事ができます。

ランチ

昼食は、美術館のカフェで摂りました。というか他に食べるところがない。カフェのみの利用もできるようです。カレーを食べました。リンゴと豚肉のカレーで、甘い…。私はどうも小洒落たカフェとはあわないようです。
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周辺散策再び(まちなか常設展示)

後で知ったのですが、美術館に至る道すがらにも、展示物があったようです。あとで気付いた(彼女に教えられた)ものもありました。さて、美術館の向かいには公園があって、この公園にも沢山の展示物があります。おそらく近所に住んでいるであろう、子どもたちが作品に触れて遊んでいました。
私たちも童心に戻って(笑)、犬のオブジェに食べられてるフリをするなど、ふざけた写真を撮ったりして遊んでいました。あとは、彼女は絵を描くのです。彼女がスケッチをしているのを横で見ていたりとかですね。
写真は草間彌生の作品で、「愛はとこしえ十和田でうたう」。
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特に印象が強かったのがインゲス・イデーという人の作品で、「ゴースト / アンノウン・マス」というものです。かわいいオバケのオブジェで、ファイティングポーズをとって戦うフリをしたり、襲われたフリをして「助けて~っ」みたいな写真をとって遊んでいたのですけど。
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この建物(アンノウン・マス)、トイレなんです。ガラスにゴーストが映っていますね。計算して作ってるんですね。はぁ~、すごい。そして、上の方になんか物体があります。
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さて、トイレで用を足しているときに、ふと上を見たんです。気付きました。おわかりでしょうか。トイレを覗かれてます(笑)。ちょうど、小便器で用を足している時、上を見ると気付くようになっているのですね。
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女子トイレをのぞける構造にするのはよくないし、男子トイレに女性が入るのもまたよくないですから。結果としてこれ、物理的に男性にしか体験することができないギミックとなってしまっています。もうちょっと良いやり方なかったのかな。

企画展「エルヴィン・ヴルム 人のかたち」

チケットを買うとき、常設展のチケットか企画展(常設展込)のチケットかを選ぶのですが、企画展も観ることにしました。というのも、バスの本数が少ないため、数時間空いてしまう、という事情があります。
アーティストのエルヴィン・ヴルム氏にとって、日本でも初の個展だったらしく、私が行ったタイミングでたまたま本人(とマスコミ)が来て、マスコミがいる間はすごく混雑していました。すぐに空いたけど。


企画展の入口に入ってすぐ、「学校」という世界初公開となる作品が展示されていました。世界初公開の作品を、初日に観ることができたんですね。たまたま。
この「学校」という作品、私にとっては痛烈な拒否感がありました。作品に対して拒否感があるのではなく、この「学校」の内部に対する拒否感です。作者が意図して表現をしたかったことはおそらく理解できていて、私はそれに見事にハメられてしまったわけですね。
美術手帖に解説があります。以下のリンクからもみることができますが、実際、中に入ってみると何かしら感じることがあると考えます。私は、拒否感・嫌悪感がありました。

グッバイ、十和田市

さんざん遊んで、夕方のバスで八戸に戻りました。グッバイ、十和田市。グッバイ、ゴースト。
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何年か経ったら、また行きたいです。

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