先日、ブランデーと焼きリンゴで果実酒を作った時に、元バーテンの友人にあれこれと相談しました。
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「安くてまずい酒を、少しの手間でそれ以上のものにできないか？」という話をしたところ、元バーテンらしく「カクテルを作れ。カクテルは品質の低い酒をうまく飲むために発展した」という素っ気ない反応がきました。違う。そうじゃない。
そのアドバイスに対して「カクテルを作るのは私にとって大きな手間である。また、自宅がほぼバーであるお前と一緒にするな」と反論をしたところ、「だったらタルフレーバーか、ミズナラスティックを試せ」とやはり素っ気ない言葉が帰ってきました。
さて、タルフレーバー。有明産業というウイスキーの樽を製造している会社が提供している商品です。
ウイスキーは樽で熟成させた後、(場合によって複数の原酒をブレンドして)瓶に入れて出荷をするのですけど、タルフレーバーは瓶にあとから木片を入れて、追熟させる、という製品です。
お買い物マラソンで発注しました。

ホワイトオーク・ミズナラ・山桜・クリの4種類があります。
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とりあえず全種類1つづつ買って、それぞれを角瓶 700mlに入れることにしました。



わからなくならないように、種類と日付のラベルを貼ります。久しぶりに字を書いたら下手過ぎて笑えます。棒が浮いてると思いますが、この棒にウイスキーが染みこんで重くなってそのうち沈むそうです。そして、木の成分がお酒に溶け出して、味や風味が変わる、という寸法です。



気休めでしょうが、アルコールの揮発を防ぐためと、そもそも飲んじゃわないように(笑)、塗装用のマスキングテープできっちり止めておきます。

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かかる手間はこれだけで、あとは好きなだけ追熟させて飲みたい時に飲むだけ。

どれだけ追熟させるか、という期間の問題ですけど。「木が主張し過ぎるので、長けりゃいいってもんじゃない」というレビューと「長く漬けると素晴らしい風味になる」というレビューが入り乱れてます。
この手の製品は、色々な人が試してレビューのブログや動画などを出しているのですが、使っているお酒も違えば、漬け込むお酒の量も違います。標準化して比較しているレビューがないので、あまり参考になりません。レビュアーと同じ酒・同じ量でやれば別なのですけど。山崎や白州を使ってる人とかもいますからね。もったいねぇ。

とりあえず、一ヶ月追熟させてみたら飲んでみようと思います。
所詮、送料込み1本あたり1700円(＋25 %ポイント還元)で買った角瓶に、750円くらいで買った棒を入れただけですので、たいした期待はしないでおきます。タルフレーバーもそれなりの値段がしますので、諸経費込みで、4000円台のジャパニーズウイスキーと同程度と思える味になったらそれでよし。
失敗しても、それはそれで楽しいのかな。

次回があれば、毎日テイスティングをして、自分の好きな熟成具合を探すのもいいかもしれません。もしかしたら、新しい趣味に目覚めてしまったのかもしれません。お酒のカスタマイズ、ワクワクする。楽しいかも！

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