2024/10/02
10月前半で気温30度超えってどういうことなんだ、おかしいだろ。相変わらず仕事以外に何もしない日々が続いています。在宅ワークなので、エアコンの電気代がすごくかかる。

法人の決算申告は終えたのですが、本業もメインの顧客が12月決算なので、決算に向けてエンジンがかかってきそうな気配です。来年の所得税の試算をしたところ、想定を70万くらい超えていたので凹みました。税金はきちんと払った方が手元に金が残るといえど、来年のNISA枠に使う資金繰りを考えなければなりません。

朝は惣菜パン、昼はレトルトカレー、夜は鶏ささみと冷凍ブロッコリーを蒸したものを肴にしてウイスキー。


10/01に臨時国会が召集されたあと、まるで待っていたかのように自民党に文春砲が飛びました。
というか待っていたのでしょう。スキャンダルはある程度プールしておいて、一番雑誌が売れそうなタイミングで出すのは常道ですもんね。
平将明氏という、今回デジタル担当大臣になった人が、粉飾決算をして破産した企業から献金を受け取っていた、というものです。


内容をかいつまむと以下の通りです。
・平将明氏は、2011年から2022年まで某企業から毎年24万円の献金を受け取っていた
→ これ自体は基本的に問題はないです
・某企業は長年粉飾決算をしていて、黒字に見せかけた決算書を銀行に出して不正に融資を得ていた
→ 半沢直樹が激おこする案件ですね、西大阪スチールの回みたいなモンです
・最後の献金は23年2月で、その年に某企業の粉飾がバレて社長が逮捕された。某企業は破産
→ 問題があった企業からの献金は返してお咎めなしとする前例がありますが、平将明氏は返していないようです。某社が破産している以上、政治団体から民間(債権者)へ寄付することになるため、法的にどうやったらいいか弁護士に諮っているとのこと。無邪気に返したら、公職選挙法にも抵触しかねないからね。難しい
・政治資金規正法では赤字企業から企業献金を受け取るのは禁止されている
→ 某企業は粉飾決算をしていたのですから、22年までは赤字を知らなかったで通ります。23年分に関しては、「某企業が破産した=赤字であった」ことを知ったはずだから政治資金規正法違反の疑いがあります


と、ざっということです。

平将明氏は石破派で、石破茂とともに自民党内で干され続けた人物です。そんな人物が、石破政権発足の翌日にさっそくケチをつけることになりました。
もっとも過去、同じようなことがあった際の前例からすると、与党議員であろうが、野党議員であろうが「献金を返還したうえでお咎めなし」とされてきました。おそらく今回もそれでお茶を濁すのでしょう。
こうやって、非主流派の正論マンだった石破茂のメッキがどんどん剥がれていくことになります。非主流派だろうが、与党にいたことは変わりませんし、結局、自民党からは腐臭がする、ということです。こんな奴らに政治改革を任せていいのか。
「泣いて馬謖を斬る」想いで平将明氏を切り捨てるようなことが石破茂にできるのか、ということ。


しかし、お金は稼ぐのも難しいですが、お金をもらうのも難しいですね。
例えば、政治資金規正法で外国人や外資系企業(ただし5年以上、国内で上場をしている企業を除く)からの献金を受け取ることは禁止されています。
しかし、日本人名で献金を受けたと思ったら実は外国人だった、なんてことが頻発しました。昔はザルだったので、政治家個人のWEBサイトで普通に口座番号が書いてあって勝手に振り込めたのですけど。現在は、そういったことを避けるため、政治家個人のWEBサイトに住所・氏名など必要事項を記入して、折り返し振込先の銀行口座がわかる、というやり方になっています。
まあ、口座番号さえわかれば外国人に勝手に振込ませる、ということができなくもないですが、実際の運用としては「不明な献金」は受領せずに国に納めてしまうようです。

企業献金自体は、現在のところ禁止されていませんが、献金を受け取るにあたって「オタクの会社赤字じゃないですよね?!」と普通聞か(け)ないですよね、そんなこと。

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石破茂「わが政策、わが天命とは…(ネットリ」


最後に。
この平将明氏という議員なのですが、自民党のなかでは考え方はともかくとして「この人メチャクチャ有能だな」と、私がかなり評価している人物なのです。
内閣において「デジタル大臣・行政改革担当・国家公務員制度担当・サイバー安全保障担当・内閣府特命担当大臣(規制改革)」自民党において「広報本部長代理」とこの肩書きの多さはどうでしょう。それだけ有能であり、石破政権の要であることがわかると思います。

なので、平将明氏がデジタル大臣に内定しているニュースをみた時は、「政権交代が起きても平将明デジタル担当大臣のままでいいんじゃないか」と思ったレベルです。なので、この週刊文春の報道をみて朝から「えっ」と声がでました。

ついでに言うと、私は実はもう何年も石破茂ウォッチを続けていました。だから総理大臣になってビックリしたのですけど。ではなぜ石破茂ウォッチを始めたのかというと、「平将明氏が総理大臣にしたいと思う石破茂という人物はどういう人物なのか?」という興味からです。
繰り返しますが、平将明氏はもともと石破派でした。石破派というのは、「石破茂を総理大臣にしよう」という有志が集まった派閥なのです。「派閥政治はダメだ!と派閥を飛び出した石破茂を総理大臣にしようとして結成された派閥」というなんだかよくわからないものなんですけど。

個人的には、石破茂のことは評価しませんし、それこそ危険思想の持ち主だと考えていますが、政権交代が起きなかったとして、これはこれで平将明氏が報われるな、なんて思ったものです。

とりあえず、自民党にだけは票を入れちゃいけないよ☆

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