2021年のアメリカ大統領選において、ジョー・バイデンが当時現職であったドナルド・トランプをくだしてアメリカ大統領になりました。その大統領選挙の前々からトランプ大統領(当時)は不正選挙の可能性を訴えていました。
論理的な思考ができる人間であれば現職の大統領であるトランプがその権力をもって不正をするならまだしも、挑戦者であるバイデンがどうやって不正をするんだあり得ないだろ、という当然の結論に至ると考えます。海外に不正選挙の例はありますが、不正選挙をする側はすべからく体制側です。
結果、「これはデマである」と結論づけて流すはずです。
陰謀論はその「どうやって」に答えを与えてしまうのです。普通に考えたらあり得ないとということに気付くのですが、一部のヤバい人たちがそれを信じてしまい、「これは○○の陰謀である」ということを言い出すのですよね。
冒頭の、2021年のアメリカ大統領選挙の結果、その陰謀論者が「選挙が不正である」と暴走して起きたのが「アメリカ合衆国議事堂襲撃事件」です。おもに「Qアノン(QAnon)」と呼ばれるヤバい陰謀論者が、あろうことかアメリカの議事堂を襲撃して、死者4名(うち1名は自殺)、負傷者100名超を出す大惨事になったのでした。
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Qアノンの歴史はその他の陰謀論(ユダヤ陰謀論など)と比べれば浅いのでしょう。2017年に4chan(アメリカの5ちゃんねるみたいな便所の落書き)で「Q」と名乗る人物が何かしらの予言をして、それを熱烈に信奉するヤバい方々がたくさんいる、と。
行動力のあるバカというのは始末に負えないもので、なぜだか悪の巣窟とされているピザ屋にヤバい人が乗り込んで銃を乱射したり、トランプ元大統領がダラク・オバマ元大統領の住所を晒したところ、猟銃を持った人間がオバマの自宅近辺を徘徊するなど、の「奇行」というには過激すぎる行為に及びます。
どうやら、プーチンとトランプは世界を裏から支配するディープステート(笑)から世界を救うために戦っている光の戦士(笑)という設定らしいです。
だいぶ、頭がクラクラされたと思います。
Qアノンについては、Qアノンが信奉する「Q」であると言われている「ロン・アトキンス」に直撃するなど、朝日新聞の貴社がなかなか熱のこもった取材をしています。(有料記事)
かといってQアノンだけを笑っていると足元をすくわれる気がします。
Qアノンは共和党支持者が多いと言われていますが、例えば、先日、アメリカ大統領選に出馬したトランプに対する暗殺未遂がありました。
そのあと、一部の民主党支持者が「トランプによる自作自演である」という陰謀論を唱えるに至ります。何を支持しているかというイデオロギーに限定せず、一定数、ヤバい人がいる、ということです。
そういえば、私はランキングなどは気にしていないのですが、ライブドアブログの新着エントリーにきちんと自分の記事が反映されているかのチェックをしています。そこで新着ブログに「トランプの暗殺未遂は自作自演じゃないか」というタイトルのブログ記事が見えて、頭がクラクラした記憶があります。クリックする勇気はありませんでした。
Qアノンには変異種がいて、日本における変異種はJアノンと呼ばれているのですが、彼らは彼らでかなりの香ばしさを醸し出しています。
結論としては、アメリカに限らず、どの国にも一定数は、ヤバい人がいるよねってことです。それこそ人口比で、ですかね。
こういう人たち、傍目から見ると面白いからウォッチをしたくなるのですが、そういう人たちばかりを見ていると「民主主義というのは正しくないのではないだろうか」という疑いを持ってしまいますので、できるだけ見ないようにしています。
昔、自称右翼を名乗る男が得意気な顔で「右翼には低学歴が多い、左翼には高学歴が多い」と言っていたのを思い出しました。適当に流しましたが、今は別に目の前にいる訳ではないのでハッキリ書くと、彼の言うことは間違っていて、右であろうが左であろうが、思想がどちらかに極端に先鋭化するほど、頭の良い「集金をする」人間と、「彼らに搾取されつつも彼らを盲信するヤバい人」とに分かれることになります。
たとえば日本版QアノンであるJアノンの団体である「神真都Q」の幹部は裁判において、「神真都Q」への寄付金で生活をしていることが指摘されています。
トランプはおそらく前者の部類の人間で、わかったうえで発言をしているのでしょう。彼が「ディープステイト」と言っているのは単に、アメリカの金権政治に対する皮肉であると思われます。だったらそう言えばいいのですが、その陰謀論を盲信する方々からの票を取り込むために金権政治からの脱却などとハッキリしたことを言わず「ディープステイト」という言葉を使っていると考えます。
やっぱり民主主義って、正しくないのかなぁ、こういう人たちでも一票もってるんだから…(白目)
このままだと、私も権威主義者であったり、中国共産党のような一党独裁政権を支持する人間になってしまいそうなので、自戒の意味を込めて、以下の言葉で締めたいと思います。
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論理的な思考ができる人間であれば現職の大統領であるトランプがその権力をもって不正をするならまだしも、挑戦者であるバイデンがどうやって不正をするんだあり得ないだろ、という当然の結論に至ると考えます。海外に不正選挙の例はありますが、不正選挙をする側はすべからく体制側です。
結果、「これはデマである」と結論づけて流すはずです。
陰謀論はその「どうやって」に答えを与えてしまうのです。普通に考えたらあり得ないとということに気付くのですが、一部のヤバい人たちがそれを信じてしまい、「これは○○の陰謀である」ということを言い出すのですよね。
冒頭の、2021年のアメリカ大統領選挙の結果、その陰謀論者が「選挙が不正である」と暴走して起きたのが「アメリカ合衆国議事堂襲撃事件」です。おもに「Qアノン(QAnon)」と呼ばれるヤバい陰謀論者が、あろうことかアメリカの議事堂を襲撃して、死者4名(うち1名は自殺)、負傷者100名超を出す大惨事になったのでした。
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Qアノンの歴史はその他の陰謀論(ユダヤ陰謀論など)と比べれば浅いのでしょう。2017年に4chan(アメリカの5ちゃんねるみたいな便所の落書き)で「Q」と名乗る人物が何かしらの予言をして、それを熱烈に信奉するヤバい方々がたくさんいる、と。
行動力のあるバカというのは始末に負えないもので、なぜだか悪の巣窟とされているピザ屋にヤバい人が乗り込んで銃を乱射したり、トランプ元大統領がダラク・オバマ元大統領の住所を晒したところ、猟銃を持った人間がオバマの自宅近辺を徘徊するなど、の「奇行」というには過激すぎる行為に及びます。
どうやら、プーチンとトランプは世界を裏から支配するディープステート(笑)から世界を救うために戦っている光の戦士(笑)という設定らしいです。
Qアノン関連の陰謀論(一例)
Qアノン関連の陰謀論の一例を挙げます
- アメリカはQ軍を保持している。
- Qムーブメントという全世界を舞台とした史上最大の軍事作戦が計画されている。
- Googleなどの検索エンジンはQアノンが知れ渡らないよう検索妨害をしている。
- 日本はイギリス領。
- オバマ元大統領がクーデターを画策している。
- ドイツのメルケルはヒトラーの孫。
- 新型コロナウイルス騒動はビル・ゲイツがデジタル監視社会を作るための茶番。
- コロナは存在しない。
- マスクは意味ない。
- ミネアポリス暴動のジョージ・フロイドは死んでいない。あの事件自体がマネキンを使ったヤラセで本当はみんな役者である。
- 闇の政府(ディープステート)が作られアメリカは支配されている。
- 民主党やメディア、ハリウッド、財界や政界の大物らは闇の政府のメンバーあるいはその影響下にある。
- 闇の政府の者たちによって、秘密裏に悪魔崇拝や小児性愛、児童買春が行われている。
- 闇の組織が何千人もの誘拐された子供を地下に閉じ込め延命と若返りの特効薬生産のため、子供たちの松果体からアドレノクロームを抽出している。
- ドナルド・トランプは秘密裏にこの組織と戦っている英雄である。
- ドナルド・トランプは闇の政府の影響下にあるメディアたちによってフェイクニュースで悪者に仕立てられている。
- 腐りきった民主党のエスタブリッシュメント(支配層)と共和党のエリート層からアメリカを救うためにトランプ氏が(天から)遣わされた。
引用元:ニコニコ大百科
だいぶ、頭がクラクラされたと思います。
Qアノンについては、Qアノンが信奉する「Q」であると言われている「ロン・アトキンス」に直撃するなど、朝日新聞の貴社がなかなか熱のこもった取材をしています。(有料記事)
かといってQアノンだけを笑っていると足元をすくわれる気がします。
Qアノンは共和党支持者が多いと言われていますが、例えば、先日、アメリカ大統領選に出馬したトランプに対する暗殺未遂がありました。
そのあと、一部の民主党支持者が「トランプによる自作自演である」という陰謀論を唱えるに至ります。何を支持しているかというイデオロギーに限定せず、一定数、ヤバい人がいる、ということです。
そういえば、私はランキングなどは気にしていないのですが、ライブドアブログの新着エントリーにきちんと自分の記事が反映されているかのチェックをしています。そこで新着ブログに「トランプの暗殺未遂は自作自演じゃないか」というタイトルのブログ記事が見えて、頭がクラクラした記憶があります。クリックする勇気はありませんでした。
Qアノンには変異種がいて、日本における変異種はJアノンと呼ばれているのですが、彼らは彼らでかなりの香ばしさを醸し出しています。
結論としては、アメリカに限らず、どの国にも一定数は、ヤバい人がいるよねってことです。それこそ人口比で、ですかね。
こういう人たち、傍目から見ると面白いからウォッチをしたくなるのですが、そういう人たちばかりを見ていると「民主主義というのは正しくないのではないだろうか」という疑いを持ってしまいますので、できるだけ見ないようにしています。
昔、自称右翼を名乗る男が得意気な顔で「右翼には低学歴が多い、左翼には高学歴が多い」と言っていたのを思い出しました。適当に流しましたが、今は別に目の前にいる訳ではないのでハッキリ書くと、彼の言うことは間違っていて、右であろうが左であろうが、思想がどちらかに極端に先鋭化するほど、頭の良い「集金をする」人間と、「彼らに搾取されつつも彼らを盲信するヤバい人」とに分かれることになります。
たとえば日本版QアノンであるJアノンの団体である「神真都Q」の幹部は裁判において、「神真都Q」への寄付金で生活をしていることが指摘されています。
トランプはおそらく前者の部類の人間で、わかったうえで発言をしているのでしょう。彼が「ディープステイト」と言っているのは単に、アメリカの金権政治に対する皮肉であると思われます。だったらそう言えばいいのですが、その陰謀論を盲信する方々からの票を取り込むために金権政治からの脱却などとハッキリしたことを言わず「ディープステイト」という言葉を使っていると考えます。
やっぱり民主主義って、正しくないのかなぁ、こういう人たちでも一票もってるんだから…(白目)
このままだと、私も権威主義者であったり、中国共産党のような一党独裁政権を支持する人間になってしまいそうなので、自戒の意味を込めて、以下の言葉で締めたいと思います。
Many forms of Government have been tried, and will be tried in this world of sin and woe. No one pretends that democracy is perfect or all-wise. Indeed, it has been said that democracy is the worst form of government except all those other forms that have been tried from time to time.これまでも多くの政治体制が試みられてきたし、またこれからも過ちと悲哀にみちたこの世界中で試みられていくだろう。民主制が完全で賢明であると見せかけることは誰にも出来ない。実際のところ、民主制は最悪の政治形態と言うことが出来る。これまでに試みられてきた民主制以外のあらゆる政治形態を除けば、だがウィンストン・チャーチル 1947年11月、イギリス下院にて
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