崎陽軒のシウマイ弁当が超絶美味しくて、これもはや芸術品だよね!と、そんな記事を先日書きました。


シウマイ弁当の美味しさを堪能して、その興奮のまま「食べ方図説 崎陽軒シウマイ弁当編4巻」および「食べ方図説 崎陽軒シウマイ弁当 ゲノム解読完全データ」を衝動買いするに至ります。

ちなみに、これらの本は、こういった記事で読んで知りました。


この企画はどういうものかというと、「味覚センサーレオ」という、慶應義塾大学が開発したものを利用してシウマイ弁当のオカズ一つ一つを数値化します。
具体的には、対象となる食品それぞれの5味(甘味、塩味、酸味、苦味、旨味)を分析・数値化します。そのうえで「ご飯+シウマイ(辛子醤油)=99.2点」のように2つのものを食べ合わせた場合の味を数値化します。
判例は以下の通りです。
99点以上     = 芸術的においしい (ミシュランの星レベル)
95点から99点未満 = 非常においしい
90点から95点未満 = おいしい
80点から90点未満 = まぁまぁおいしい

そのうえで、高得点の食べ合わせをいかに多く作るか、という食べ方を提案するものです。
↑の写真でご飯やオカズに数字が書いてあると思いますが、「この順に食べろ」ってことですね。この数字を見て、泉昌之の「夜行」↓を思い出しました。




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画像引用元:泉昌之「カッコいいすき焼き」より「夜行」

この話を原作として「世にも奇妙な物語」で映像化もされているのですが、残念ながらサブスクなどで観ることはできません。「夜汽車の男」というタイトルで大杉漣がでています。

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話を戻します。
中身にはインタビュー記事や各オカズのレーダーチャート、食べ順が書かれています。また、著名人や崎陽軒の社長の、インタビューや食べ方なども書かれています。
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さて、本が届いたは良いものの、帰りにシウマイ弁当を買って帰れるような時間帯に外出する用事がありませんでした。シウマイ弁当は人気ですので、時間帯によって、例えば帰宅ラッシュの時間などには既に売り切れていることが多いのです。
しかし先日、仕事で外出をした際にとうとう、とうとうシウマイ弁当を入手することができました!
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ワイ(デブ)、崎陽軒シウマイ弁当を2つ購入します。
お前弁当2つ食うのかよ!っていうツッコミがありそうですので、一応申し上げますと、朝食は摂らないことのほうが多いので食べていません。そして忙しくて昼食も摂れず、顧客からお土産でもらったお煎餅を1枚しか食べていなかったのです。

一つは、「食べ方図説 崎陽軒シウマイ弁当 ゲノム解読完全データ」にある「高得点を取るための食べ方シミュレーション」を試します。
この食べ方では「トータル1382.9点」、平均98.78点の食べ合わせを味わうことができるそうです。
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やってみた感想を述べます。

まず私、シウマイ弁当に限らず、食べ物を食べるときはパクパク食べて「うまっ!」とかそんなことしか考えないのですけど。
提案された手順通りに、「俵ごはんを一俵とシウマイ(辛子醤油付き)」を食べてみて、「フムフム…」という感じになりました。よりよく味わうために、よく噛みますので健康にも良いと思います。
こんなに真剣にシウマイ弁当と向き合ったのははじめてです。
彼女にそんなLINEをしたら「www」とだけ返ってきました。「唐突に何を言い出すんだこのバカ」とでも思われたのでしょう。

この食べ方の提案ですが、まだまだ未完成で、改善の余地があり、だからこそポテンシャルに満ちていると感じました。
まずは、著者側も述べていることですがこれはシウマイ弁当を構成しているもの2品の食べ合わせしか数値しておらず、3品・4品といったそれ以上の食べ合わせを数値化できていないことです。これをするだけで、今後、より発展が見込まれるでしょう。

また、ご飯とオカズを食べ合わせる場合なのですが、この本はご飯→オカズ、の順番がほとんどです。
これは、オカズ→ご飯、じゃダメなのでしょうか。
「味覚センサーレオ」での数値の出し方の場合、口に入れて咀嚼すれば同じスコアになるはずです。
オカズを最初に口に入れることで、オカズそのものの味、次いでご飯を食べる方がより美味しく食べられるのではないか、と考えました。
というか、一俵のご飯を頬張っている時にオカズを口の中に投入しますので、どうも味がボンヤリとしていた気がします。
単品でスコアの高いもの、あるいは淡い味のものを先に口に入れ、その後に食べ合わせのよいものを入れ、咀嚼する、というやり方にした場合、自ずと順番は変わってくるのではないかと考えます。まあ、淡い味のものである場合は、ご飯を先に口に入れるのは間違いではないのですが。

さらには、あくまで5味だけで数値化をしており、今後、固さや食感であるとか別の要素を数値化することに成功した場合、より良い組み合わせが生まれるかもしれません。
例えば、「目玉焼きの黄身 いつつぶす」で二郎が言っていた通り、ホルモンとご飯では極端に食感が異なり、飲み込むタイミングが異なるのです。




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画像引用元:おおひなたごう「目玉焼きの黄身 いつつぶす?」4巻
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つまり、食感であったり混じり合う部分を数値化し、違う食感を得られつつも同時に喉を通るような組合わせができれば、更に良いものが得られるはずです。発展途上だからこそ、今後どう進化していくかとても楽しみですね。
例えるなら、プロ野球で若手のプロスペクトを見ているような、そんな気分になります。

繰り返しますが、こんなに真剣にシウマイ弁当と向き合ったのははじめてです。

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この提案で使われている「味覚センサーレオ」で導き出した意外な食材の食べ合わせの本です。



なお、もう一つのシウマイ弁当は、そんな「フムフム」としながら真剣にシウマイ弁当に向きあううような面倒くさいことはせず、オカズを肴に、ダラダラとお酒を飲んだことを申し添えておきます。この筍煮だけで延々と酒を飲める。
また、2個めのシウマイ弁当のご飯は翌日の朝、フリカケかけて食べました。

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