先日、江ノ島に行ってきました。

唐突ですが、私が大学生だった頃のお話です。大学生時代の私は、バンド活動に明け暮れていましてアルバイトかバンド練習か(友人を含む)ライブか、という生活をしていました。したがって、きちんと大学には行っていなかったのです。なんとか卒業はすることはできたのですが。
これって、やる気のないサボり大学生の常套手段だと思うのですけど。

・「出席さえしていれば単位をとれる科目」に行って寝る or  途中で抜け出す
・「講義で出席をとらず、期日までにレポートを出せば単位をとれる」という科目を履修する

こういうの、大事です。コンビニの夜勤と、他のアルバイトの掛け持ちをしていた私にとって、昼間は貴重な睡眠時間でしたからね。

とある科目で、「講義は初回1回のみ、あとは期日までにレポートをだしてOKがでれば単位をとれる」というものがありまして。
内容はちゃんと見られるのできちんとレポートは書くにしろ毎週の講義がないのは嬉しい!とさっそく履修登録をしました。

もっとも、そのレポートがキツ過ぎて、逆効果になったのですけど。
大学にあんまり行っていなかったので、「あの科目はレポートがキツいよ」っていう情報を得られなかったのですね。

確か、「地誌学なんたら」という科目だったはずです。「地理学なんたら」だったかもしれない。
出さなければならないレポートのテーマが「江ノ島に行って古地図と現代の地図を比較し、考察せよ」というものでした。
きちんと他の科目の単位がとれていれば、その科目は捨てても良かったのですが、留年ギリギリであまり単位を落とせない私は、手を抜くことができなかったのです…(@_@)

とりあえず、月に1回は、実家から遠い江ノ島まで行ってフィールドワークをしなければなりません。
アルバイトで稼いだお金はバンド活動に突っ込んでいたため、まず、実家から江ノ島への交通費が派手に痛かったです。移動時間も長い!
だいたい、ライブなどの予定がなければ、土日は一日中アルバイトをしていました。しかし、江ノ島にそれなりの時間滞在しなければならず、アルバイトができません。収入が減ります。
本当にこの科目をとったことは後悔しました。

そんな、お金がない中で江ノ島にいって、(前期だったので)暑い中、カメラ片手にあちこち歩き回る必要がありました。当時、普及中であったデジタルカメラを父から借りられたのは助かりました。現像するお金がかからないですから。
江ノ島を歩き回るのは、暑いし、疲れるし、自販機で飲料を買おうにも、観光地価格でたっかいし。でも水持っていくと重いし。
観光客は、サザエの壺焼きとか、海鮮丼とか、なんか高そうな海鮮の定食とか、しらす丼なんかを食べながら優雅にビールとかを飲んでたんですけど。「ムカつくなー」なんて思っていました。

そんな感じで、江ノ島には良い思い出がないんですよ。そのフィールドワーク以来、江ノ島には一切行っていません。


彼女と「日帰りで行けるところでどっか行こうか?どこか行きたいところある?」という話をしていた時、ふと、その思い出が蘇りまして。なぜか、うっかり「江ノ島」と言ってしまい、「いいね!行きたい!」と言われ、江ノ島に行くことになってしまいました。
とりあえず、行くからには「辛かった思い出」をしっかりと、「楽しい思い出」に上書きしようと決めました。

待ってろよ!江ノ島よ!リベンジしてやる!!


と、前置きが長かったんですけど。
7月は3日目、今年入って5日目の休日です。通勤ラッシュが収まりかけた程々の時間に彼女と待ち合わせて、JRのグリーン車にのんびり揺られました。平日だったためか、グリーン車は貸し切り状態で、品川駅から先、降車するまで誰も乗ってきませんでした。
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東海道線の藤沢駅で降りまして、乗り換え。藤沢から江ノ電に乗りました。小田急の片瀬江ノ島でも、湘南モノレールの湘南江ノ島でも良かったんですけど。江ノ電使うのがベタだと思うのです。
江ノ島にリベンジするので、ベタな選択肢をとった方がいいのかな、と思いました。
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の~んびり電車に揺られて江ノ島駅につきました。いい天気!
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江ノ電電鉄江ノ島駅からちょい歩きまして、弁天橋を渡ります。
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続きます。