先日、人生初・マッチングアプリで初デートをした後、一人で地元の好きな飲み屋に寄ったところ、バイト氏と飲む約束をしたことを書きました。
ややこしい書き方ですが、初デートをした相手と飲む約束をした訳ではありません(笑)。
過去記事の紹介を兼ねているのでこういう書き方になりました。

そして先日、「龍が如くを語る夕べ@地元の好きな飲み屋」が開催されました。
そこで語り合ったことについて書いていきます。
私も彼も、シリーズはほぼ全作クリアしているため、(しょせんお遊びのゲームだけど)なかなか深いことを語らったと思います。
私は、彼と違ってトロフィーコンプとかはやらないけど。。。そんな暇ないから。

特になのですが、「龍が如く0」以降(ただし、6を除く)のシナリオってメッチャいいよね、ってことです。
描写も、非常によくできていると思います。

どのようによくできているか、一部をご紹介しましょう。

「龍が如く」シリーズの描写

「0」,「極」,「ジャッジアイズ」,「7」の導入部の共通点

時系列的に一番古い話である「龍が如く0」、「龍が如く 極」(1のリメイクで導入は同じ)、「ジャッジアイズ」(同じ世界観をもつ別のゲーム、通称キムタクが如く)、「龍が如く7」に共通します。
この導入部は、登場人物(主人公)の紹介にあたりますよね。

「0」と「極」は、桐生一馬という人間の紹介にあたります。
「ジャッジアイズ」は、八神隆之という人間の紹介にあたります。
「7」は、春日一番という人間の紹介にあたります。

これらの共通点として、物語は主人公によるある行為によって始まります。

前提知識

前提として、債権回収の代行はサービサー(債権回収会社)および弁護士しか行えない行為です。
しかし、ヤクザは法律を守らないので、債権回収の代行をシノギとして行います。

「0」における導入

「0」は、バブル期の日本で桐生一馬が一人で、サラ金の債権回収をするところから始まります。

回収した額は30万円で取り分は1割の3万円。「俺からの気持ちね」と5万円を受け取っていました。
サラ金会社の社長は「その程度の額は回収できなくても問題ないが、ナメられるので面倒だからヤクザに回収を頼んだ」というような発言をしていました。

この描写で
・桐生一馬がヤクザ(黒い立場の人間)であること
・景気が良い中で、1回数万円規模のシノギをしている、取るに足らないチンピラという立場であること
が表現されています。

「極」における導入

「極」は、桐生一馬が舎弟分に連れられ、闇金業者から債権回収をするところから始まります。

回収した額は2億で、取り分は半分の1億円です。
これは、複数の組が回収できず難易度が高い取り立ての仕事が回ってきたという描写がされています。

この描写で
・桐生一馬がヤクザ(黒い立場の人間)であること
・舎弟がいて、難易度の高い債権回収もできる、それなりの立場のヤクザであること
が表現されています。

「ジャッジアイズ」における導入

「ジャッジアイズ」は、探偵である八神隆之が相棒の海藤と、債権回収をするところから始まります。 回収した額は15万円で、取り分は不明です。

この描写で
・八神隆之は探偵でありつつも弁護士資格を持っており、違法な債権回収ではない(黒い立場ではない)こと。ただし、アクションゲームだからだろうが殴ってたのでグレー
・弁護士資格を持っていたとしても街のしがない探偵で、立場が低く、小さな仕事をしていること
が描写されています。

「7」における導入

「7」は、バブル崩壊後の日本で、春日一番が、闇金の債権回収をすることこから始まります。

これも、複数の組が債権回収に失敗した厄介な客(難易度が高い)に対する取り立てであると説明されています。金額は50万円。
そして、春日一番は、1円も回収していません。債権者が生活に困窮した母親のために借金したとことを察し、
俺は財布をとってこいと若頭に言われた」として「財布だけ」を取り立て中身は債務者に返していました。一休さんか!?

この描写で
・春日一番がヤクザ(黒い立場の人間)であること
・立場が低く、小さな仕事をしていること、かといって実力はあること
・情に厚い人間であること (桐生と八神はきっちりと回収している)
が描写されています。

まとめ

まとまってないけど

いかがでしょう。「龍が如く」シリーズの導入部、よくできていると思いませんか?シリーズの他作品をプレイ済のユーザーに対して、他作品と主人公の立ち位置が比較できるようになっているのですよね。
2005年に発売された「龍が如く」がシリーズの始まりです。導入部は「極」と同じなのですよね。
シリーズ1作目の脚本を書いた人は、そこまで意識しなかったと思うのです。

「龍が如く0」の脚本を書いた人と、「ジャッジアイズ」、「7」の脚本を書いた人って同じだと聞いています。
1作目(と極は同じ)の導入部から、こうも膨らませることができるって凄いよなぁ、面白いなぁ、と思いました。

と言うことを、一緒に飲んだバイト店員Y氏に語ったところ「そこまで気にしてやってませんでした」というレスポンスを貰いました😅
彼、私より20歳も年下なんですよね。別の生き方をしていたら、彼と同じくらいの年齢の息子がいてもおかしくないのです。息子と飲むって、こういう感覚なのかなぁなんて思ったり。

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