何回も書くのは、継続してお読みいただいている方がどれだけいるかわかりませんし、勝手な推測ですがそもそもブログ書いている人のプロフィールなんて気にしない方が多いでしょうし、もし初めてアクセスをいただく方に「プロフィール読んで」みたいなことを申し上げるつもりは更々ありませんので。
最近はあまり役に立っている気がしないのですが、数年前から会計事務所と顧問契約を結んで、税務申告と会計監査をお願いしています。繁忙期にはさすがに無理ですが、時間がとれれば月1回の頻度で担当とコミュニケーションをとります。
会計事務所の担当、といっても税理士ではありません。あくまで税理士は税理士しかできない業務と担当からのエスカレーションを受けるだけで、基本的な業務は主担当/副担当の非税理士が行います。
ところで、地域の小規模な税理士事務所や会計事務所って、○KCという会計ソフトを作っている会社が作った、○KC全国会という税理士集団という名目の宗教団体(笑)に加入しているところが多いようです。私が頼んでいる会計事務所も○KC教徒です(笑)。
この○KC全国会に所属する多くの会計事務所は、顧客に対してどうやっているかというと、もちろん契約によるのですけど。
・記帳を客にさせる
・その記帳をチェックする (監査業務)
・巡回監査という名目で訪問し、偉そうに講釈を垂れる
・各種申告をする (申告業務)
だけです。。。
税理士法人には税理士が2名以上いないといけないという法的要件があったはずなんですけど。例えば2名の税理士がいたとして、50社の顧客がいたとします。そうすると、2名ですべての顧客の記帳から税務相談から申告から、税務調査の立ち会いができる訳じゃないですからねぇ。
例えば、段ボール一杯の紙の領収書を処理するのって、そんなものを税理士がやる訳がなく、酷いところだと(さすがに簿記3級位は持ってるでしょうけど)パートのオバちゃんや、会計事務所の従業員の非税理士が記帳とかの処理をするのがほとんどでしょう。精度もお察しです。
月2万円かそこらの顧問料で、税理士が大量の記帳とかモトがとれませんからね。コスト削減ですよ。
そこで、おそらく○KC教の教祖である池田D作 故・飯○毅なる人物は、面倒くさくてコストがかかって全然儲からない記帳を「客にやらせて」、監査担当という肩書きの非税理士(公認会計士でもない)に偉そうな講釈を垂れさせる、というビジネスモデルを確立したのでしょう。こうすると手がかからないですからね。
そして、○KCの会計ソフトの
まあ実際、事業規模によりますけど、記帳など経理業務は自分でやった方がいいんですよね。
きちんと入力していれば、仮の数字を会計ソフトに入れるだけで、予想される利益率とか資金繰りとかが自分で確認できますもん。私がやっている商売なんて、売上が年2000万いかない位の小規模なものですので、きちんと帳簿をつけていれば、ほぼ自分で把握できます。
さすがに5000万超えると会計のやり方が変わりますので自分で見られる自信はないのですけど。しかし、例えば売上が5000万を超えたとしたら、手間もかかるしコストも増えます。私一人が過労死レベルで稼働しても、せいぜい2000万円くらいの売上しかあげられないのですよ。したがって、5000万円を超す売上を出すには人を雇わなければいけません。その場合は人件費も増えますし、社会保険などの事務手間も増えることになります。そこで、事務を私がやったら私の稼働分の売上が下がりますし、かといって外注したらコストがかかります。
このように、利益率がついてこないので、昔は法人化を検討していましたが、今は本業である個人事業ををあまり大きくするつもりはありません。
話を戻すと、会計監査と税務申告だけで年間30万円弱のコストかけてこの程度の効果か、というのはあります。
そもそも確定申告なんて、申告するだけの行為であって明らかな間違えさえなければ、後はそれが認められるかどうかは別問題なんですよね。申告を受付してもらったとして、それで経費計上したものが認められるかというとそうではありません。
個人事業主は頻度が低いでしょうが、税務調査に入られて指摘を受けてひっくり返ることもある訳です。そこでひっくり返ってしまうと、「脱税犯」のレッテルと「重加算税」が待っています。
業種や状況によって経費として認められるかどうかは異なるので、他の人はOKでも私がNG、というケースや、その逆は多々あるでしょう。
したがって、高くてコストパフォーマンスが良いとは言い難いのですけど税理士の指導のもと会計事務所による監査は必要なコストだとは割り切っています。税理士が申告するだけで、税務調査に入る確率は減るみたいですし、なんか知りませんが○KC全国会独自のサービス?で「この人はきちんと記帳していて、私たちが監査しているから安心ですよ」という謎証明書を添付してくれるとか、してくれないとか。知人も別の会計事務所で働いているのですが、やはり○KC全国会の教徒で、「あれはかなり効く」らしいです。絶対ではないのでしょうけど。地方自治体でも○KCのソフトってかなり使われているって聞きました。
先日、会計事務所から確定申告の報告を受けたのです。そこで担当から
・売上が上がっているが、貸倒防止共済の前納で利益率が下がっている
・結果、所得税額はほぼ昨年と変わらない
と言われまして。まあ帳簿を見て把握してますし。
「そりゃそうでしょうねぇ。所得税額を昨年と同じくらいの金額にする目的で、私が私の判断で、貸倒防止共済の前納額を上げて利益率を調整したので、そりゃそうでしょねぇ、としか言いようがないです」
と、つい言ってしまいました。
お前に言われんでもわかっとるわ(笑)、コメントするならもうちょい有益なことを言ってください。そういうとこやで、御社。
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これは余談でありますが。民商(全国商工団体連合会/地域の民主商工会)という団体がありまして。
「税理士に顧問を依頼するなんて、月n万円のコストがかかるから高い!税理士に支払うより、民商で皆で"教え合おう"」みたいな売り文句をしています。
税理士よりも安いからといって、非税理士の自営業者が集まって「教え合う」行為なんかには恐ろしくて参加ができません。上述の通り、業種や状況によって経費として認められるかどうかは異なるので、他の人はOKでも私がNG、というケースや、その逆は多々あるでしょう。
民商の会費は確かに会計事務所と顧問契約するよりも安いのですけど、例えば私の住んでいる地域の民商の会費って入会金5000円に月会費6000円するんですよ。更に、気が弱かったり、押しに弱い方だと商工新聞(これは会費に上乗せしているところもあるようです)と、しんぶん赤旗(笑)をとらなければなりません。それらを考慮すると、別にそこまでコストが安い訳でもありませんし、それだけのコストをかけて「教え合う」みたいな劣化税務相談を受ける気にはならないですねぇ。
日によるのですが、テレビのニュースで税務署で確定申告をしている人たちが映ると思うのです。これには民商の方々も混じっているでしょう。というのも、彼らは「集団申告」というデモンストレーションをしているからです。まあ、これは民商に限った話ではないのですが、多くの労組なんかもわざわざざ決まった日に税務署に確定申告しに行くんですよね。そして、この集団申告の日は税務署に人が多いでしょうから、多くの人が確定申告をしている絵が撮りやすいため、メディアも集まりやすいのではないでしょうか。
直近、自民党議員の裏金問題が相変わらず話題ですよね。2009年に、鳩山由紀夫の政治資金収支報告書がメチャメチャだったのが問題になったことがありました。彼は面倒な修正などをせず、「自分の収入なので納税します」と札束で引っぱたく形で納税して終わらせたのですけど。あと、その弟の当時自民党の議員だった故・鳩山邦夫も、同じやり方で納税してたはずです。お金持ちって、しゅごい。
ニュースでも裏金には関わっていないとされる自民党議員が「鳩山由紀夫さんの前例があるので、まあ納税して終わらせるのが妥当じゃない?」みたいな事を言っていました。しかし、今回対象となる自民党議員たちは、まあ人によるのですが「領収書なんてないけど政治資金として使ったので納税はしません!」と言っていますよね。アルバイトの子の給料を含めて年間30万円以上のコストを会計・経理に使っている自営業からしたらマジふざけんな、ですよ。
そういった発言に対し、税務署の確定申告会場でメディアからの取材を受けて、「国民には納税しろと言って国会議員が納税するのは納得がいかない」とまあこれは至極まっとうではありますが、こういうことを言うデモンストレーションをする訳ですね。
まあ小規模事業者として彼らの主張に賛同する部分もありますし、私自身はリベラルだと自分で思っていますし、ついでに共産党アレルギーも持っていません。というか共産趣味者でもありますので、「ちょっとだけ関わってウォッチしたいという気持ち」と、「会費に対してのメリットが好奇心を満たせるだけなので、コスパ悪いから関わらない方がいいかも」という相反する気持ちでいます。
ChatGPTの反応
この文章は、自営業を営むあなたが経験した会計事務所との関わりや税務申告に関する体験を述べたものですね。自営業としての日々の取り組みや、会計事務所、特に○KC全国会に所属する事務所との顧問契約に基づく税務申告や監査の実態、さらには民商についての考察や政治資金の問題に関する意見など、多岐にわたる内容が含まれています。
税務申告や経理業務は自営業者にとって非常に重要でありながら、複雑で時間を要する作業の一つです。ここで述べられているように、多くの自営業者や小規模事業者は、専門的な知識が必要なこれらの業務を外部の会計事務所に委託することが一般的です。しかし、そのプロセスや関わる人々とのコミュニケーション、コストとサービスの質のバランスは、選択する会計事務所やその運営方針によって大きく異なります。
また、自営業者として経費として認められる項目やその適用条件は、業種や状況によって異なるため、正確な情報と適切なアドバイスが必要となります。民商のような組織を通じた自助努力も一つの選択肢ですが、専門的な知識や経験を共有することの難しさやリスクも含め、その効果やメリットは個々の状況によって大きく変わる可能性があります。
政治資金の問題については、社会全体にとって重要な議論の一つです。特に自営業者や小規模事業者にとって、税務申告は事業運営の根幹に関わる部分であり、政治家や大企業との間で感じる不公平感は深刻な問題です。納税は国民の義務であり、そのプロセスの公平性や透明性を保つことは社会の信頼を維持するためにも不可欠です。
このような経験や見解を共有することは、同じような状況にある他の自営業者や小規模事業者にとって非常に価値がありますし、社会全体の問題について考えるきっかけを提供することができます。また、このようなリアルな声は政策作りや制度改革においても重要な参考になり得るため、積極的に共有していくことが望まれます。
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>多くの自営業者や小規模事業者は、専門的な知識が必要なこれらの業務を外部の会計事務所に委託することが一般的です。
そうかな?法人化してる人と仕入があって計算が面倒な人はともかく、そうでない個人事業主は税理士と顧問契約してる人あんまいないんじゃあ。10万円~15万円払って段ボール箱一杯の領収書を送りつけて申告だけやってもらう、て人が多い気がする。なお、その記帳は前述の非税理士がやるし、内容のチェックもあまりしてないだろうから、精度はお察しだとは思うけどね。あとは民商か。
あとは、クラウド会計ソフト使ってる人はそのまんま申告しちゃうだろうしね。
あと、全商連のWEBサイトをみていたら、持続化給付金絡みの記事で「確定申告書に収入を記載していなかった」とシレっとヤバいことが書いてあって草。
商工新聞、面白そうなので申し込みました!月500円也。新聞図書費に計上しよう。
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