取引先の若手社員から勧められた「正直不動産」がなかなか面白かったのです。若手社員いわく「たまに不惑さんみたいなこと言ってる」そうで。取引先の私がまるで悪徳営業のようのような言い方はやめていただきたいと思うのですが。

各話に合わせて、登場する営業テクニックや、営業および不動産の知識について書き出し、それを調べ深めることにしました。私の経験も追記します。インプットしてアウトプットをすることにより、自分を高める試みです。

前回は第1シーズン、第5話を掘り下げました。


今回は第1シーズン、第6話です。ストーリーには触れるつもりはありませんが、これを読むことで「先が読めてしまう」可能性がありますので、未視聴・未読の方は、本記事を読まれないことをお勧めします。
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正直不動産、第1シーズン、第6話

営業ネタ

人脈作り

とある営業マンが、町内会の会長に挨拶に行ってました。
新規顧客獲得のため、「住宅を購入されたい方がいたら紹介してください」という意図ですね。
営業マンに限らず、経営者でもこういったことは大切ですね。
また、営業職や経営者でなく、他の部門にいたとしても、「自分で仕事をとってきて売上に貢献できる」というのは大きな強みです。
これは私もサラリーマン時代に意識していたことで、営業職ではありませんでしたが、ある程度の人脈作りはしていました。その結果、独立してもなんとかやれています。
また、事業を畳まなければいけない際に備えて、「サラリーマンに戻る」人脈作りも怠っていません。
本質的には同じことですね。多くの人と、良好な人間関係を構築しなければなりません。

不動産ネタ

建築条件付き土地

「建築条件付き土地」とは、土地売買にあたって、「その土地に家を建てる場合は定められた施工会社に依頼をして家を建てる契約を結ばないと購入ができない土地」のことだそうです。
デベロッパー(施行会社)が土地を購入して、消費者に売却する際に、売る方法のようですね。

消費者側のメリット:
・住宅の仕様をある程度、自分で決めることができる
→ ある程度決められていることもあるそうですが

消費者側のデメリット:
・相見積もりができないため、建築費が不当に高くなる恐れがある
→ これは致命的ですよね
・住宅ローンとの兼ね合いから、限られた期間で住宅の仕様を決めなければならない
・住宅ローンの際の、資金繰りが大変です
→ 土地を購入した後に家を建てる場合は、住宅ローンの融資を受けられるのは住宅が完成した後です。その場合、ある程度の自己資金を投入し不足分は、住宅ローン金利よりも高い「つなぎ融資」を利用したりします

建売住宅

デベロッパーが土地を購入して、家を建ててから販売することですね。劇中では、「建築条件付き土地」よりリスクが高いとされています。
そうだったんや。

消費者側のメリット:
・事前に住宅を確認した後に購入ができる
・住宅ローンの際の資金繰りのしやすさ

消費者側のデメリット:
・同じ住宅仕様に対しての相見積もりができない
→ これも致命的ですよね

ペンシルハウス

狭い土地を有効活用して床面積を増やすための、三階建ての細長い住宅のことですね。
これ、子どもがいたらとても住めないと聞いたことがあります。
ただし、都心で交通の便が良かったら、私のような単身者や、DINKsとかにいいんじゃないのかなぁ?とは思います。欠陥住宅でない限り、誰が住むか、によって家の価値は変わるのではないでしょうか。

多重請負構造

ある程度の請負構造自体はビジネスとして当然のことです。ただし、下請けに丸投げして上前をはねるだけなのは関心しませんね。
ただし、下請け構造そのものを、すべて「中抜き」として批判するのは極端な考えと言わざるを得ないでしょう。ニュースの反応などを見て、情けなくなってきます。問題は「適正」か「適正でない」か、です。
以下の参考画像をご覧ください。




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画像出典:タケゴマさんのTweet


劇中では左側そのものです。これは適正ではありませんので、擁護のしようがありません。下請け業者が良識ある会社でキーになっていましたね。

不動産ネタから離れてしまいますが、なんらかの案件があったとして。それなりの規模の場合は、資金繰りやリスクの問題から単体で仕事を請けられるのは、それなりの体力のある会社に限られます。顧客から入金があるまで資金を持たせなければいけませんからね。銀行が融資をしてくれるとも限りませんし、体力のない会社が大きな案件を請けてしまった場合、経営者は資金繰りに奔走する必要があるでしょう。劇中の下請けの工務店は棟梁が現場にでていましたが、経営者がプレイヤーを兼ねている時点で、大きな案件は請けられないのではないかと考えます。私も一度、身の丈にあわないプロジェクトを請けてしまった時、吐き気がしましたよ(笑)。
「協業」がどういうものかというのは、過去の記事に書きましたね。






ChatGPTの反応

『正直不動産』第1シーズン第6話で取り上げられた営業テクニックや不動産に関するネタから、営業や不動産の知識を深めることは、業界に携わる方にとって有益な試みです。今回取り上げられたポイントについて、私の知識や経験からさらに掘り下げてみます。

人脈作り

人脈作りは、新規顧客獲得だけでなく、長期的なビジネスの継続性や安定性にも寄与します。実際に、信頼できる人脈は新規事業のチャンスや困難な時の支援となり得ます。特に、不動産業界では情報の早さや正確性が求められるため、幅広いネットワークは大きなアドバンテージとなります。ただし、人脈作りには誠実さが必要で、利害関係だけでなく、相手に価値を提供する意識を持つことが大切です。

建築条件付き土地

建築条件付き土地は、購入者と施工会社の間で特定の条件下でのみ取引が成立する仕組みです。このシステムは、一見すると消費者に有利なカスタマイズを可能にするように思えますが、競争の欠如によるコスト増加のリスクを孕んでいます。この点においては、不動産取引における情報の透明性と消費者の選択肢の重要性が浮き彫りになります。

建売住宅

建売住宅は、特に初めての家購入者にとって、物件を直接確認できる点で魅力的です。しかし、個々の建設コストや仕様についての透明性が低いことがデメリットとなり得ます。ここで重要なのは、購入前にできるだけ多くの情報を集め、独立した専門家の意見を求めることです。

ペンシルハウス

都市部の限られた土地を最大限に活用する手法として、ペンシルハウスはその一つです。この種の住宅は、特に単身者や少人数の世帯に適していますが、居住性や将来の再販売価値を考慮する必要があります。

多重請負構造

建設業界における多重請負構造は、効率的なリソースの配分と専門技術の活用を可能にしますが、適正な報酬の分配や品質管理に課題を残します。ここで重要なのは、請負契約の透明性を高め、公正な取引が行われるようにすることです。

以上、『正直不動産』第1シーズン第6話から学べる営業テクニックや不動産の知識を基に、さらに深く掘り下げてみました。これらの知識は、不動産業界だけでなく、他のビジネスシーンでも応用可能なものです。

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相変わらず全然深くないなぁ。あと、最近ChatGPT重いんだけど。