ここ数年で、私が資産運用にかけている時間というのは年間トータルで10時間もないと思います。
3つの証券会社で、 計20万円、S&P 500インデックスを買い付けています。これは自動買付ですので、私は何もする必要はありません。
Coincheckで、月1万円のビットコインの積立をしています。これも月1回銀行から引き落とされ、毎日自動で買付をします。やはり私は何もする必要はありません。
定期的に発生するタスクとしては以下があります。
・年1回、どう成長投資枠の240万を捻出する方法を考えます (今年から発生。たぶん15分くらいで決まる)
・月2回、各種ポイントで投資信託を買い付けます (10分程度/回)
・年に数回、保有している株式の分配金/配当金が振込まれたら、投資信託を買い付けます (10分程度/回)
非定期的に発生するタスクとしては以下があります。
・お金が余ったら投資信託を買い付けます (5分程度)
・預金が150万切ったら投資信託を取り崩します (5分程度。ほぼ発生しない)
・これは値上げするな、という個別株を見つけた場合、気が向いたら買います (5分程度)
・それなりに値上がったところで売り、売却益を計算して投資信託を買い付けます(5分程度)
・ビットコインが急落して資産の5 %を切った場合は買い付けします (10分程度)
やることは、たったこれだけです。
仕事ばかりしていますので、個別の株価のチャートを追うことはありませんし、何も考えていません。脳死と呼ばれる投資手法?ですかね。
少ない元手で、株でいかに儲けるかをあれこれと考えるより、本業の案件をより多くこなした方がお金は入ってきますから。150万~200万円の現預金を生活と事業の運転資金として、余ったお金を投資信託に買い付けするだけですので、とても楽です。
含み益・含み損は経済情勢によって上下しますので、ポイント投資の効果測定で利用している銘柄を除いては、まったく気にしないようにしています。仮に今、含み損を抱えていたとしても10年後に利益がでていればいいのです。含み損がでていても、「安く買えてラッキー」くらいに思えばいいですよね。
S&P 500指数は、少なくとも「USドル$ベース」では指数が生まれて以来、どの10年を切り取っても利益がでている、という実績があります。「USドル$ベース」で、とある通り、為替の影響を受けますので特に円高になった場合は、当然ながら損失が予想されますけれどね。
また、世界の人口が増えて、少しでも経済成長をしていく限り、マイルドにインフレをしていくので「オールカントリー」に投資するのも良いでしょう。
日本は…。今でこそお株価が絶好調ではありますが、ちょっとリスクが高いと思っています。人口は減っているし、移民を受け入れる覚悟ができるような国民性ではありませんからね。企業の生産性も高いとは言えません。何より、現在のようなスタグフレーションでなく経済成長によるマイルドなインフレが発生した場合は、その恩恵を実生活で受けることができます。わざわざそこに合わせて投資をする意味はないと考えます。全世界株式インデックスであれば「オールカントリー(除く日本)」とかが良い感じでなのですかね。
たかだか100万、200万の元手でああだこうだ考えるよりも、その100万200万をインデックスファンドに突っ込んで、別のことに時間を使った方が良いのではないかと思います。
例えば、本業に近い、しかし微妙が異なるような副業を始めれば視野が広がって自身のスキルアップに繋がります。その副業の収益を使って、追加入金して投資信託を買ったほうがいいのでは。
働く以外の選択肢として、本業に関係する資格を取得して給料アップを狙うのも良いかもしれません。上がった給料は、追加入金して投資信託を買ったほうがいいのでは。
スキルアップしたら転職をして給与のさらなるアップを狙ってもいいかもしれません。上がった給与は、追加入金して投資信託を買った方がいいのでは。
資産運用に使う時間を節約して、浮いた時間で自分に投資をして、入金力を高めて、雪だるまの芯を作っていく。これだけの方がよほど楽だと思います。
まとまった元手と、もし時間の余裕ができたら、株式投資をしたらいいのではないですかね。
私がよく見るYoutuberで「脱・税理士のスガワラくん」という方がいます。この方、本名は菅原由一さんといいまして税理士と経営コンサルタントをしている方なんだそうです。まだ読んでませんが、最近本を出されたそうです。
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この方が言うには、「経営者はNISAなんかやらずに自分の事業に投資しろ!」とのことです。
この人の言うことは、正しいけど、しかし間違っていると考えます。
例えば、日本において、新規設立された企業は1年で6割が倒産すると言われ、10年後で9割が廃業すると言われています。そんな中、個人資産を1800万円突っ込むリスクとれる人がどれだけいるでしょうか。NISA枠埋まってて、その上で1800万円あるんだったら別ですけど。
私も本業を法人化しようと検討していた時期がありました。
しかし、法人化した場合は早くて3年で潰れると判断しました。個人事業のまま続けた方が、フットワークを軽くして動けるため、なんとでもなります。最悪、休業してサラリーマンに戻ればいいんですから。いつでもサラリーマンに戻れるくらいの人脈は持っていますし、少しばかりのコストをかけて維持もしています。
「インベスターZ」というドラマ化もされた漫画はご存じでしょうか(ちなみに、ひどいドラマでした…)。この漫画の11巻、89話と90話に、非常に含蓄のある話があります。
喫茶店の老店主が「個人商店はスリム(低コストであること)・シンプル(仕入が少ないこと)・スロー(あまり忙しくないこと)」が重要であると説いています。コーヒー豆を生豆の状態で仕入れることにより原価が安く、保存もきくためロスがでにくい。店のメニュー数が少ないので余計な仕入が発生しない。メニュー数が少ないため、少ない人数で店を回すことができる。結果、余計な人件費が発生しない。こういったことが積み重なって、常に店に3人お客さんがいる状況を作り出せれば、経営が成り立つ、と。
「スロー(あまり忙しくないこと)」以外は、私の本業もそういった状態になっています。
老店主はこうも説きます。「企業であれば、成長と拡大をしていかなければならない。しかし個人商店にとっては成長と拡大は悪魔の囁きである」と。その悪魔は「もっと売れ、もっと広げろ」と囁くのですが、拡大するためには、
・店舗を用意する
・人を増やす
・仕入を増やす
必要があります。経営において、というより家計にも言えることなのですが、「固定費を増やすのは悪手」なのです。しかし、拡大と成長をするためには投資と、人件費をはじめとした固定費を増やさなければいけません。
前述の通り、設立した新しい企業は1年で6割が倒産すると言われ、10年後で9割が廃業すると言われています。安定して回っている個人事業を「成長と拡大を狙って」リスクと競争にさらすのは危険で、もうこのままでいけるだけいこう!と思い、本業の法人化はやめました。
その代わりに、前々から考えていた新規事業を法人化しました。もちろんちゃんと頑張っているのですが、「うまくいかなかったら潰しちゃえばいいや。だって本業あるんだもん」くらいの無敵なノリでやっています。
話が大分逸れてしまいましたが。少ない元手でどうやって投資をするか考えて貴重な時間を使うのは、個人的にはいかがなものかと考えます。
投資信託を購入して運用自体はプロに任せ、浮いた時間で副業をするなり、自分に対する投資をするなりして入金力を上げていく方がいいのではないかと。
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でもまあ、仕事ってできればしたくないよね。
3つの証券会社で、 計20万円、S&P 500インデックスを買い付けています。これは自動買付ですので、私は何もする必要はありません。
Coincheckで、月1万円のビットコインの積立をしています。これも月1回銀行から引き落とされ、毎日自動で買付をします。やはり私は何もする必要はありません。
定期的に発生するタスクとしては以下があります。
・年1回、どう成長投資枠の240万を捻出する方法を考えます (今年から発生。たぶん15分くらいで決まる)
・月2回、各種ポイントで投資信託を買い付けます (10分程度/回)
・年に数回、保有している株式の分配金/配当金が振込まれたら、投資信託を買い付けます (10分程度/回)
非定期的に発生するタスクとしては以下があります。
・お金が余ったら投資信託を買い付けます (5分程度)
・預金が150万切ったら投資信託を取り崩します (5分程度。ほぼ発生しない)
・これは値上げするな、という個別株を見つけた場合、気が向いたら買います (5分程度)
・それなりに値上がったところで売り、売却益を計算して投資信託を買い付けます(5分程度)
・ビットコインが急落して資産の5 %を切った場合は買い付けします (10分程度)
やることは、たったこれだけです。
仕事ばかりしていますので、個別の株価のチャートを追うことはありませんし、何も考えていません。脳死と呼ばれる投資手法?ですかね。
少ない元手で、株でいかに儲けるかをあれこれと考えるより、本業の案件をより多くこなした方がお金は入ってきますから。150万~200万円の現預金を生活と事業の運転資金として、余ったお金を投資信託に買い付けするだけですので、とても楽です。
含み益・含み損は経済情勢によって上下しますので、ポイント投資の効果測定で利用している銘柄を除いては、まったく気にしないようにしています。仮に今、含み損を抱えていたとしても10年後に利益がでていればいいのです。含み損がでていても、「安く買えてラッキー」くらいに思えばいいですよね。
S&P 500指数は、少なくとも「USドル$ベース」では指数が生まれて以来、どの10年を切り取っても利益がでている、という実績があります。「USドル$ベース」で、とある通り、為替の影響を受けますので特に円高になった場合は、当然ながら損失が予想されますけれどね。
また、世界の人口が増えて、少しでも経済成長をしていく限り、マイルドにインフレをしていくので「オールカントリー」に投資するのも良いでしょう。
日本は…。今でこそお株価が絶好調ではありますが、ちょっとリスクが高いと思っています。人口は減っているし、移民を受け入れる覚悟ができるような国民性ではありませんからね。企業の生産性も高いとは言えません。何より、現在のようなスタグフレーションでなく経済成長によるマイルドなインフレが発生した場合は、その恩恵を実生活で受けることができます。わざわざそこに合わせて投資をする意味はないと考えます。全世界株式インデックスであれば「オールカントリー(除く日本)」とかが良い感じでなのですかね。
たかだか100万、200万の元手でああだこうだ考えるよりも、その100万200万をインデックスファンドに突っ込んで、別のことに時間を使った方が良いのではないかと思います。
例えば、本業に近い、しかし微妙が異なるような副業を始めれば視野が広がって自身のスキルアップに繋がります。その副業の収益を使って、追加入金して投資信託を買ったほうがいいのでは。
働く以外の選択肢として、本業に関係する資格を取得して給料アップを狙うのも良いかもしれません。上がった給料は、追加入金して投資信託を買ったほうがいいのでは。
スキルアップしたら転職をして給与のさらなるアップを狙ってもいいかもしれません。上がった給与は、追加入金して投資信託を買った方がいいのでは。
資産運用に使う時間を節約して、浮いた時間で自分に投資をして、入金力を高めて、雪だるまの芯を作っていく。これだけの方がよほど楽だと思います。
まとまった元手と、もし時間の余裕ができたら、株式投資をしたらいいのではないですかね。
私がよく見るYoutuberで「脱・税理士のスガワラくん」という方がいます。この方、本名は菅原由一さんといいまして税理士と経営コンサルタントをしている方なんだそうです。まだ読んでませんが、最近本を出されたそうです。
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この方が言うには、「経営者はNISAなんかやらずに自分の事業に投資しろ!」とのことです。
この人の言うことは、正しいけど、しかし間違っていると考えます。
例えば、日本において、新規設立された企業は1年で6割が倒産すると言われ、10年後で9割が廃業すると言われています。そんな中、個人資産を1800万円突っ込むリスクとれる人がどれだけいるでしょうか。NISA枠埋まってて、その上で1800万円あるんだったら別ですけど。
私も本業を法人化しようと検討していた時期がありました。
しかし、法人化した場合は早くて3年で潰れると判断しました。個人事業のまま続けた方が、フットワークを軽くして動けるため、なんとでもなります。最悪、休業してサラリーマンに戻ればいいんですから。いつでもサラリーマンに戻れるくらいの人脈は持っていますし、少しばかりのコストをかけて維持もしています。
「インベスターZ」というドラマ化もされた漫画はご存じでしょうか(ちなみに、ひどいドラマでした…)。この漫画の11巻、89話と90話に、非常に含蓄のある話があります。
喫茶店の老店主が「個人商店はスリム(低コストであること)・シンプル(仕入が少ないこと)・スロー(あまり忙しくないこと)」が重要であると説いています。コーヒー豆を生豆の状態で仕入れることにより原価が安く、保存もきくためロスがでにくい。店のメニュー数が少ないので余計な仕入が発生しない。メニュー数が少ないため、少ない人数で店を回すことができる。結果、余計な人件費が発生しない。こういったことが積み重なって、常に店に3人お客さんがいる状況を作り出せれば、経営が成り立つ、と。
出典:「インベスターZ」第11巻
「スロー(あまり忙しくないこと)」以外は、私の本業もそういった状態になっています。
老店主はこうも説きます。「企業であれば、成長と拡大をしていかなければならない。しかし個人商店にとっては成長と拡大は悪魔の囁きである」と。その悪魔は「もっと売れ、もっと広げろ」と囁くのですが、拡大するためには、
・店舗を用意する
・人を増やす
・仕入を増やす
必要があります。経営において、というより家計にも言えることなのですが、「固定費を増やすのは悪手」なのです。しかし、拡大と成長をするためには投資と、人件費をはじめとした固定費を増やさなければいけません。
出典:「インベスターZ」第11巻
前述の通り、設立した新しい企業は1年で6割が倒産すると言われ、10年後で9割が廃業すると言われています。安定して回っている個人事業を「成長と拡大を狙って」リスクと競争にさらすのは危険で、もうこのままでいけるだけいこう!と思い、本業の法人化はやめました。
その代わりに、前々から考えていた新規事業を法人化しました。もちろんちゃんと頑張っているのですが、「うまくいかなかったら潰しちゃえばいいや。だって本業あるんだもん」くらいの無敵なノリでやっています。
話が大分逸れてしまいましたが。少ない元手でどうやって投資をするか考えて貴重な時間を使うのは、個人的にはいかがなものかと考えます。
投資信託を購入して運用自体はプロに任せ、浮いた時間で副業をするなり、自分に対する投資をするなりして入金力を上げていく方がいいのではないかと。
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でもまあ、仕事ってできればしたくないよね。
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