2023年分の確定申告の準備はほぼほぼ終わりまして、税理士による申告待ちになっています。

私がサラリーマンの頃は、確定申告は終わらせると還付金をもらえるイベントでした(もちろん、多く支払った税金を返してもらうだけなのですけれど)。私は、年末調整の「給与所得者の保険料控除申告書」とか、ああいうのを手書きで書くのがあまりにも面倒だったので嫌でした。なので(独身なので)扶養控除申請書に自分の氏名・住所・生年月日とハンコだけ押して出して、自分で確定申告をしておりました。
国税庁の「確定申告書作成コーナー」でパソコンで入力する方が絶対に楽ですよ。



なんであんな面倒くさいものを、手書きで、しかも計算までさせるのでしょうね。新しく立ち上げた法人は、今のところ私一人でありますが、一緒に事業をする仲間を探しています。一緒に事業をする仲間にあんな面倒くさいことをさせたくありませんので。年末調整に必要な書類をWEBで入力できるような仕組みを用意しています。
時間は、もっと生産的なことや、リフレッシュに使って欲しいですからね。

独立してからは、確定申告をすると税額が確定するので、申告が終わったあと「あぁ…」となんとも言えない気持ちになります。2023年ぶんの所得税は、本業部分だけですとだいたい110万円くらいでした。吐きそう。
その他の収入については、税理士に資料だけ渡して申告してもらいます。
例えば投資で得た収入なんですけど、源泉徴収ありの特定口座って確定申告が必要ないのですよね。ただし、利益がでていても申告をするとやり方によっては、所得税が上がっても住民税と国民健康保険料が下がる、とかそういうのがあるらしいのです。おそらく総合課税の、配当控除のことを言っていると思うのですが。
そういった計算が私にはできませんし、面倒なのでする気もおきませんから。資料だけ出して税理士に申告するものを選別してもらい、やり方を考えて申告をしてもらうのです。
最終的な税額は3月の打ち合わせでわかるでしょう。まあ彼らがいくら頑張っても2万円くらいの差しかでないと思うので、なんか申し訳ない気持ちになりますけど。面倒くさいは悪。



毎年、確定申告が近くなると「個人事業主だとこの時期大変でしょ?」とお取引先から、お気遣いをいだくので、そこに甘えている部分はありますが。前述のように実際はサッサと準備を済ませていることが多いです。
昨年だけは例外でしたが。。。
昨年のこの時期は一緒に住んでいた彼女がコロナに感染し、看病していた私もコロナに感染してしまって仕事ができなくなりまして。仕事のスケジュールが遅れまくるわ、確定申告の準備をする気力がないわで大変でした。

ちなみに、自営業は確定申告が大変というのは、半分本当で半分嘘です。正確には業種や規模によります。これは企業の会計も同じでしょう。

多くの自営業は「青色申告」という複式簿記で帳簿をつけた結果を事業所得として申告しています。昔の人は紙で帳簿をつけていたでしょうが。現在は、クラウド会計ソフトなど簡単に帳簿がつけられますので、私のように在庫を持たない商売でかつ事業規模が小さい零細事業者でしたら、マメにやればすぐ終わりますよ。

前に書いたのですが、銀行やクレジットカード、モバイルSuicaなどから会計ソフトに直接明細を取り込んで、あとは仕訳を記帳だけすればいいのです。そして極力、現金(預金ではない)を使わないようにすればいいだけです。極端な話、私は切手1枚買うだけでもクレジットカード使います。ポイントも貯まるし、現金は使わないで済むなら使わない方がいいですよ。


確定申告、というより経理が大変なのは、「ビジネスの規模が大きい」または「在庫を抱えるビジネス」、「現金を扱うビジネス」をされる方ですよね。
会計監査をお願いしている会計事務所のお客さんはまだアナログな人が多いようです。毎月段ボール箱いっぱいの領収書と、通帳のコピーを送ってくるだけのお客さんもいるとか。
そんなんで利益率の計算とかできるのだろうか。今は良い時代だと思うんだけどなぁ…。