目次

はじめに

もうかなり前になるのですが、彼女と一緒に「埼玉県立歴史と民俗の博物館」に行ってきましたので記事を書こうと思います。
お目当ては企画展「土をこねこね一万年~土製品からみる考古学~」でした。

[PR]
決定版 縄文美術館
小川 忠博
平凡社
2025-12-23

土をこねこね一万年・226事件と昭和(埼玉県立歴史と民俗の博物館)

なかなか行けなかった企画展

この企画展「土をこねこね一万年~土製品からみる考古学~」ですが彼女との予定が合わずになかなか行けずにいました。
やっと予定があったドーミーイン川崎に行く前に、ここに行こうと約束をしていました。しかし、当日、地震によりJRが線路点検などで運休になり、ダイヤが乱れたので、中止になったのです。

関連記事:


この企画展は8月30日までです。
彼女と予定を合わせ、私は「仕事の合間に」行くことになりました。だいぶ無理やりです。

合流まで

朝5時に起きて、仕事をします。
ほどほどのところで仕事を切り上げて、身支度をして地元駅に向かいます。地元駅から電車を乗り継いで大宮駅へ。更に大宮駅で乗り換えて、待ち合わせ時間の10分前に、博物館の最寄りである大宮公園駅に到着しました。
彼女は待ち合わせ時間ぴったりの電車で来るとのこと。
この辺りには灰皿がないのですが、路上禁煙ではないので、缶コーヒーを飲みながらiQOSを吸って待っていました。

彼女が着いたとのことで合流し、徒歩5分ほどの「埼玉県立歴史と民俗の博物館」に向かいます。途中、ラーメン二郎があって、「行きてぇ!」と思いましたが、さすがに彼女と一緒に行く店ではないので、次回にします。次回っていつだろう。

大宮公園からだとすぐ着きます。
FullSizeRender

大宮駅からだと、氷川神社の参道から大宮公園を抜けて行かねばならず、なかなかの距離を歩いて良い散策になります。今回は時間があまりないので…。

受付でチケットを購入します。企画展のチケットは一人400円で、常設展示もみることができます。ちなみに常設展示だけだと300円です。行政のサービスって最高ですね!
順路が、土偶とハニワで分かれていたため、それに沿って観て回りました。見出しもそれに準拠します。

縄文系の展示

まずは、縄文~弥生時代にかけての展示を見ていきます。
撮った写真が多過ぎるため、ほんの一部だけ紹介していきましょう。

土偶

ミミズク土偶。埼玉県ではミミズク土偶が多く出土されます。この顔をよく見るのですが、流行っていたのでしょうか。もちろん他の顔の子もいます。
FullSizeRender

栃木県立博物館に「ミミズク土偶」をマスコットにした「ミーたん」というキャラがいるのですが、ミミズク土偶は奥東京湾や古鬼怒湾沿いに多く出土され、栃木県よりも埼玉・茨城・千葉県からの方が圧倒的に出土しています。「なにミミズク文化圏の代表面しちゃってんの?」と思います。

関連記事:


遮光器系土偶。遮光器土偶といえば、東北での出土が多いです。形は違いますが埼玉県でも出土しています。おそらく、形が一般でイメージされる遮光器土偶と異なるため、遮光器"系"としているのでしょう。
FullSizeRender

土器

人面付き土器のカケラ。「さいとうたかを」みを感じます。
FullSizeRender

土偶の顔がついた土器。ミミズク土偶と同じ顔。
FullSizeRender

人面把手。土器のふちについた装飾品です。テキトー。
FullSizeRender

もいっちょ人面把手。このテキトーさが大好き。なにげにハート型です。
FullSizeRender

注口土器。ごめんキ〇タマとチ〇コにしか見えねぇや。
FullSizeRender

もいっちょ注口土器。やっぱりギンギンになったオジさんにしか見えません。
FullSizeRender

土板

人面付き土板。すっとぼけた顔してんなぁ。
FullSizeRender

もいっちょ人面付き土板。眠そう。
FullSizeRender

人面付き土板もたくさんあったのですが、これらを観ると、当時の人たちは顔に刺青を入れていたのかな?と思いました。

他にも様々な土でできたものの展示がありますが、キリがないのでこの辺りにしておきます。

古墳時代系の展示

縄文から弥生を満喫したあとは古墳時代のものの展示です。

ハニワ

ちょっと!この顔はずるくないですか?!
FullSizeRender

同一人物です。かわよ。
FullSizeRender

杯を捧げ持つ女子ハニワ。キャバクラかな?
FullSizeRender

なんか知らないけどゆるくてすこ。
FullSizeRender

他にもたくさんありました。いやー楽しかった。

[PR]
楽しく学べる はにわ図鑑
朝日新聞出版
2024-10-15

昼食

昼食は、博物館内の食堂で摂りました。冷やしうどん750円なり。正直、「高い」と思ったのですが麺自体はコシがありしっかりしていました。埼玉県は、実はうどん生産量2位のうどん県です。
FullSizeRender

常設展

食事を摂ったあと、軽く常設展示を観ます。もっとも、時間がなくすべて観ることはできません。

旧石器~弥生時代

埼玉県立歴史と民俗の博物館に来たならば、この子に会わずに帰ることができるでしょうか。いや、できません。この子がお気に入りなんです。
FullSizeRender

そして「何もこんなにたくさん並べなくても」と彼女に言わしめる石棒たちである。チ〇コ(迫真)
FullSizeRender

近代

常設展の特集展示「226事件と昭和」を観ました。「二・二六事件」、切ない。そして胸が熱くなります。決起した青年将校たちに動員された部隊の徴兵地に埼玉県が含まれており、多数の埼玉県出身の兵士が関わったための展示だそうです。
国会議事堂に掲げられた「のぼり」。
FullSizeRender

志気団結の旗。
FullSizeRender

白たすき。
FullSizeRender

昔、映画「226」を観て、あまりにも切なくてハマってしまいました。
20代後半から30代前半にかけて、二・二六事件関連の本を読み漁っていました。青年将校の中には当時の私と同年代や歳下の人もいることを知り、特に、戦後まで生き残った青年将校たちが書いた本を読みました。

多くが稀覯本であるため、かなり高かったのですが、現在は「国立国会図書館デジタルコレクション」で無料で読むことができます。当時10,000円くらいで買った磯部浅一の「獄中日記」は再販されまっとうな価格で販売されています。
クソみたいな世の中であることは間違いありませんが、こういった点ではいい時代ですね。

クーデターは失敗しています。
青年将校たちの理論的指導者であった北一輝の「日本改造法案大綱」を読むと明らかな危険思想であることがわかります。
軍事費を抑制しようして、軍部と対立していた高橋是清という稀代の政治家が暗殺されてしまい、その結果、軍事費が際限なく増えていき、日本が戦争に向かっていきました。
はっきり言ってロクなもんじゃない。
二・二六事件で青年将校たちからの襲撃から辛うじて生き残った鈴木貫太郎総理大臣(事件当時は侍従長)が、ポツダム宣言を受諾して戦争を終わらせたのですから、皮肉なものです。

それでも。
昭和恐慌からの復興で切り捨てられ、置き去りにされ、極度の貧困にさらされた農村が徴兵された多くの兵士たちの出身地でした。デフレ下における高橋是清の積極財政は都市部・企業に集中し、日本経済は回復したものの、地方の農村は切り捨てられたのです。欠食児童は全国に20万人いて、女子は身売りに出されたといいます。

部下たちの故郷がそんな状況にあるのを憂い、行動を起こした青年将校たちの「心」だけは、自分の心に留めておこうと思います。二・二六事件って、切ないと思うのです。

[PR]
獄中手記 (中公文庫 い 123-1)
磯部 浅一
中央公論新社
2016-02-23

解散

これらを見終えたあと、解散することにしました。
大宮公園駅から大宮駅へ向かいます。大宮駅で彼女とバイバイして、電車を乗り継ぎ地元駅へ。

自宅に帰ったあと、また仕事をしたのでした。

遅くに仕事を切り上げたあと、酒を飲みながらU-NEXTで「226」を観ました。切ない。

おわりに

今思い返しても、さすがに仕事の合間に博物館に行くのは、忙しすぎてしんどかったです。

[PR]

日記・雑談ランキング
日記・雑談ランキング

にほんブログ村 その他日記ブログ 40代男性日記へ
にほんブログ村