彼女が療養中なので、一緒にどこかに出かけることはない。
繁忙期を乗り越えても、結局は朝起きて仕事をして、仕事を切り上げて酒を飲む。たまにローソンにタバコを買いに行く。ほとんどこれだけしかしてない。

少し日常から外れたのは、日曜に友人とビジホで酒を飲んだくらいか。
スーパーホテルが無料でアルコール類を提供する「ウェルカムバー」に、提供されていない缶ビールならまだしも、わざわざウイスキーのボトルを持ち込み、テイスティンググラスで酒を飲むようなバカは、おそらく過去いなかったのだろうと思う。ウチにバイクが停められないから仕方がない。

しかし、久々に友人と会い、良い気分転換になった。

持ち込んだウイスキーはイチローズモルトの、リーフシリーズの緑ラベル、ダブルディスティラリーズの新ボトルだ。秩父第一蒸留所と秩父第二蒸留所で作ったウイスキーのブレンドで、イチローズモルトでは珍しいジャパニーズウイスキーである。友人の持つ秩父蒸留所と羽生蒸留所のブレンドである、旧ボトルと飲み比べをした。

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他、持ち込んだのは最近お気に入りの明利酒類が出しているTAKAZO REBORNのプラムワインカスクフィニッシュだ。輸入原酒をブレンドし、梅酒樽で追熟したものであるはず。ウイスキー樽で梅酒を熟成させるのはサントリーがやっている。梅酒樽でウイスキーを熟成するというのはなかなかないアプローチだ。送料込みで5000円を超えるなど、割高なのだが、この酒を水割りでやるとなかなかいい。
ウイスキー蒸留を始めて4年目なので今年、ジャパニーズのシングルモルトを出すそう。海外原酒ものだと梅酒樽の他、ミズナラ樽のものもあるが、そちらは口に合わなかった。この明利酒類という会社は、多くのウイスキー蒸留所がクラウドファンディングで資金を募る中、クラウドファンディングに頼らずやっていて非常に好感が持てる。

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これは友人からの受け売りなのだが、本業は酒蔵向けに日本酒の酵母を売っており、国内の酒蔵の1/4ほどは明利小川酵母を使っているのだとか。また、明利酒類自体も日本酒、ジン、焼酎、梅酒などを作っている。自社の梅酒の熟成を使った樽で、ウイスキー樽で梅酒を熟成させたりと、限られたリソースをフルに有効活用しているという印象だ。

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友人は元バーテンなのだが、アルコール度数の高いウイスキーの合間に、ウェルカムバーに置いてある酒で色々とカクテルを作っていてさすがだと感じた。私は甘い酒は飲まないので、もっぱらウイスキーを飲んでいた。

それ以外は特筆するようなことは何もなく、酒を飲みながらあれこれと話して、あとはスーパーホテル特有の、「大浴場とは何か?」と考えたくなる狭さの大浴場に入って、寝た。相変わらずスーパーホテルは異様によく眠れる。あとは、朝メシを喰っただけ。
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朝メシを喰ったあとすぐチェックアウトして、9:00には自宅に戻り、さっそく仕事を始めたのだった。ああ、ドーミーインに行きてぇな。

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日本全国オトナのごほうびビジホ旅
ぴや子
ワニブックス
2024-03-29

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