はじめに
私の繁忙期と、彼女の入院・手術前に旅行に行ってこよう、と福島県は福島市に行ってきました。
なぜ福島市かというと、JR東日本が提供するサービス「どこかにビューーン!」で福島駅が当たったからです。
初日は、新幹線の中で酒を飲み、福島市内の居酒屋で酒を飲み、ホテルの大浴場で温泉に入って、寝ました。
前回の記事:
福島旅行③:2日目(前)、飯坂温泉・オペレーションの良し悪し・街歩き
ルートインGrand福島駅東口(朝食)
朝5時前に目覚めてしまいました。大浴場で温泉に入ろうかと思ったのですが、大浴場は5:00~ですので、入ることができません。二度寝をして、6:00過ぎに起床してひとっ風呂浴びます。
8:00過ぎ、彼女が起きましたので、朝食です。ルートインGrandも、ドーミーインやスーパーホテルと同様、館内着で朝食会場に行くことができます。気楽でよかったです。
いつものように、中途半端な和定食をとります。いつもながら盛り付けのセンスがない。
口コミ通り、朝食は美味しかったです。が、少し満足できませんでした。
理由は以下の2点です。
・ある程度は仕方ありませんが、オカズの多くが冷めていたこと
・郷土料理が少ないこと
タイミングの問題かもしれませんが、補充されたてで、もう少し温かかったら、もっと美味しいのだろうな、という感想です。ただし、お米と具沢山な味噌汁が抜群に美味しいので、余計なオカズはいらなかったのかもしれません。
他、郷土料理らしい煮物(写真左下)があったのですが、よくとられるのか少ししかなく、2回目見て回っても補充をされていませんでした。
食後、コーヒーを飲みながらタバコを吸います。部屋に戻って二人でダラダラした後、また大浴場で温泉に入りました。
そのうちに、出かけることにしました。5月における4日目の休日です。
飯坂電車で飯坂温泉へ
駅チカのホテルですので、ホテルを出てすぐ、阿武隈急行と福島交通 飯坂電車の駅につきます。
飯坂電車に乗り、「飯坂温泉駅」に向かいます。30分もかからず到着しました。いやー良い天気です。なぜか萌えキャラの絵がたくさんありました。
波来湯
観光案内所で、タオルを購入しました。同じ店なのに、萌えキャラ(温泉むすめ、だそう)のグッズはキャッシュレスで買えるのに、タオルは現金でしか買えないそうです。釈然としません。
駅付近をウロウロして摺上川の写真なんかを撮りながら、共同浴場のうち最も湯温が低いという「波来湯(はこゆ)」に向かいます。
景観を物の見事にブチ壊しているマンション。アットホームで確認したら3LDKが800万円で売ってました。リフォームと諸費用込みで1100万円くらいでしょうか。買いませんけど。
飯坂温泉といえば、歴史のある共同浴場「鯖湖湯」が有名です。しかし、50℃近い源泉とか下手したら火傷をするのではなかろうかと思いました。すいません、ドーミーインのぬるま湯に浸かっている人間で。
駅から3分くらいで「波来湯」に到着します。
波来湯は「温い湯」と「熱い湯」で湯船が分かれていて、中に入ると地元の人であろうお爺さんが、人が入ってくる度に「こっちが温い湯だよ~」と声をかけていました。温い湯でも湯温は高かったです。「熱い湯」にも入ってみましたが1分もちませんでした。
夏日だったのですが、湯温の高い温泉に入ったためか、相対的に外が涼しく気持ちよかったです。また、湯上がりに飲んだ缶コーヒーがとても美味しかったです。ただのジョージアのブラックなのに。
写真引用元:https://iizaka-onsen.fckk.co.jp/onnsen-guide/hakoyu/
飯坂温泉散策
温泉に入ったあと、飯坂温泉の街を散策しました。私の住んでいる地域は、田舎の割に平地が多く山がないのです。したがって、「山が見える」ことがまず新鮮です。
飯坂温泉も、最近は盛り返しているようですが、バブル崩壊とそれに伴う団体旅行の減少と、個人旅行のニーズを掴み切れなかったこと、東日本大震災における原発事故が原因で、かなり寂れてしまったようです。「昭和の名残」を感じつつ歩いていました。
昼食
地雷を回避
12:00を過ぎていましたので、ランチ難民にならないよう、昼食を摂るところを探します。
店の前に灰皿がある中華料理店を見つけました。とりあえず、灰皿を使わせてもらいタバコを吸います。その店は飯坂ラーメンの店で、円盤餃子も出すようです。先客が1組2名並んでいましたが、そこまで待たないだろうと思い、「あ、円盤餃子、食べたーい」との彼女の声もあり、名簿に名前を書いて並ぶことにしました。何より灰皿を使わせてもらいましたからね。
30分ほど待ち、私たちの後に並ぶ人が増えてきました。私たちを含め、4組位でしょうか。ここで異常を感じます。観光地ですので温泉に入ったあと、お酒を飲む客がいるにしても、全てではないはずです。にも関わらず、並んでいる30分の間、誰一人として店から出てこないのです。
店が回っていないのだと推測しました。彼女が行列の空気を読まずにドアを開けてみました。彼女いわく「殺気だった女性に、"〇〇してください"と言われたけどよく聞き取れなかった。開けた瞬間にカウンターのお客さんが一斉にこちらを向いて、全員が微妙な顔をしていた」そうです。
ここで損切りを決めました。「このまま並んで店に入れたとしても、中でも相当待たされるので時間がかかる。行こう」と。彼女も「その方がいいね」ということでした。
次の店でその店の口コミを見てみました。
もちろん良い口コミ評価もあるのですが、評価の低いものをピックアップして読むと「並んでいるのは人気があるからではなく、店主の要領が悪く効率と回転が悪いから」「店主が客席の管理までしているが、調理に専念してくれ」「1時間並んで、店に入って料理が出てくるまで1時間」「店主が酒を飲みながら、客と雑談をしつつ調理をするため、提供された時点でラーメンがのびていた」といった評価がいくつかありました。
口コミ評価がすべて正しいとも思っていませんので、決して鵜呑みにはしません。嫌がらせ目的で嘘や誇張を書く人もいるでしょう。美味しいか美味しくないかは個人の味覚にもよります。ただ一つだけ言えるのは、中に入れても相当待たされる、という読みは当たっていたようです。2名で計1時間ほど時間を無駄に使ったことになりますが、なんとか地雷を回避できました。
厨房は店主のワンオペだそうですが、それにしてはメニューの数が多すぎます。撮った写真や食べログでメニューを見たところ、ラーメンだけでも15種類ありました。それに加えて丼物・炒め物や餃子などのメニューもあります。これでは回らないでしょう。
地元の人も集まるであろう夜はともかく、ランチタイムだけでもメニューを絞って、ラーメン2種類と餃子のみにするなど、工夫をすれば良いのにと思いました。種類を絞ればワンオペでも複数客ぶんまとめて調理するなど、効率的に作業ができますし提供も早くなるはずです。結果、回転がよくなり多くの客を入れられます。フードロスも減るはずです。また、客としてもあまり待たなくてよいので、Win-Winだと思うのですけどね。
口コミに「商売っ気がない店主」とありましたが、踏み込んでしまうと「商売が下手な店主」なのではないかと考えます。
店の名前は、書きません。
というか、これだけ言ってしまうと「書けません」というのが正しいかもしれません。
観光客として正しい昼食
先述の店から、少し外れたところにカフェ風の建物がありました。建物がカフェ風なだけで、メニューを確認するとカフェ風ではありません。女子受けする、映えるカフェ飯がどうにも合わない私でも大丈夫だろうと思い、入ることにしました。ごめんね、Instagramとかで、映える店に付き合えなくて…。
店内にはフェルメール「真珠の耳飾りの少女」の複製画や、ピサの斜塔などの絵が置いてあり、なかなかお洒落な空間でした。先客は、地元の方と思しきご婦人方が2組ほどです。
瓶ビールを注文したところ、「おつまみに」と山菜の何かをサービスしていただけました。店内と料理のギャップが面白いです。ビールに合います。
「栄楽ランチ(\1,300-)」というメニューにしました。オカズのほとんどは家庭的なもので、一つ一つ、どれも美味しかったです。特に金平ゴボウが美味しかったです。

しかし、特筆すべきはこの、豚汁と見紛うほど具沢山の味噌汁です。絶品でした。地雷を回避したあと、見事に当たりを引いてしまった。ご飯をおかわりしたくなったのですが、夕方から友人と飲むのでやめておきました。
仕込み段階である程度の量を作っておけば、注文が入ったら小鉢に盛るだけで、グラタンもオーブンに入れて規定の時間をセットするだけでしょうから、誰でもできます。実際の調理オペレーションは「鮭」を焼くだけなのでしょう。したがって、提供もかなり早かったです。
メニューは私たちの食べた「永楽ランチ」の他は「カツカレー」、「ほっけ定食」、「キングサーモン定食」のみです。どのメニューもおそらく、「魚を焼く」「カツを揚げる」以外の調理オペレーションは発生しないのでしょう。
あとから調べたところ、この店はもともと旅館兼、釜飯を売りにした食堂だったようです。テイクアウトメニューに炊き込みご飯があったのはその名残でしょうか。食事中、近所の方と思しき人が何人か来て、炊き込みご飯をテイクアウトしていました。
旅館を廃業して建物をカフェ風にリニューアルしたのですね。小鉢中心のランチ定食は、もともと旅館の朝食だったものをランチ向けにアレンジしていると思われます。厨房にはお爺さんとお婆さんが、ホールには娘さんと思しき女性がいましたので、カフェ風にしたのは娘さん(仮)の趣味またはアイデアなのかもしれません。
図らずも、オペレーションの悪い店と良い店の、両方を見ることになりました。
会計のとき娘さん(仮)が、「お店が(何らかの)フリーペーパーで紹介された」と嬉しそうに話していました。また、福島県立博物館で後日行われる「草間彌生展」のポスターが貼ってあり、彼女と草間彌生についてあれこれと話したりしていました。やはり内装は娘さん(仮)の趣味でしょうね。
◆ 永楽茶寮
30分ほどでしょうか?
食事を終えて、(行列から抜けたクセに)また先ほどの店の灰皿を使わせてもらうついでに、怖い物見たさで名簿を見てみました。どうやら私たちがファーストペンギンだったようで、並んでいた人はほとんど、行列から離脱したようで4組程度並んでいたのが、1組しか入っていませんでした。まあ、私たちの会話が普通に聞こえてたはずです。
旅行に来てもこういう事を考えてしまうので、「我ながら面倒くさい人間だなぁ」と思いました。
街歩き
再び、街歩きをします。廃墟となった建物を見て、「この店はなんだったんだろう」などと話しながら、いろいろな建築物を観て、「昭和の名残」を感じます。
鯖湖神社に、「お湯かけ薬師」という仏像がありました。
身体の痛いところにお湯をかけて、なでると、よくなるという説明書きがありました。
さっそく彼女は自分の悪いところを、私も四十肩・腱鞘炎・肩こり・背中の張りなどに悩まされていますので、お湯をかけまくります。そして、なでようと思ったのですが、仏像の背中に鳥のフンついていて、なでられません。どうやら、私の背中の張りはずっとよくならないようです。
その後も、あちこち歩きました。
もともとホテルだったと思われる廃墟。取り壊しが大変そうです。
こちらも廃ホテル。立ち入り禁止のテープがあります。
よく見ると福島県警による規制のようです。何か事件でもあったのでしょうか。
有名な共同浴場「鯖湖湯」。味があって良い感じの建物ですね。
旧堀切邸。堀切家は、大庄屋(豪農・豪商)だったそうで、江戸時代に多くの慈善事業をしたのだそうです。堀切家は衆議院議員を3人輩出しているとか。
いい時間になりましたので、一度ホテルに戻ることにします。
この記事の続き
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