はじめに
相変わらず忙しいですが、4月になってからはストレスはそうそう溜まりません。四十肩と腱鞘炎は徐々に快方に向かっていますがまだまだ油断ができません。
先日、松本に旅行に行ったときに思うことがあり、珍しく私から彼女を誘い、近場(松本よりは間違いなく近いが、決して自宅から近い訳ではない)である川越を日帰りで散歩してきました。
なお、子どもの頃に両親に連れられてきたり、高校生時代には友人が川越に住んでいたこともあり、何度も行ったことがある土地ではあります。
学生時代に川越に関するレポートを書いたこともあり、その時に色々調べましたしね。
前回の記事はこちら:
川越散策③成田山川越別院・喜多院・南院遺跡・中院
成田山川越別院
一番街を過ぎたあたりで、適当に曲がって川越日高線を歩き、成田山川越別院へ。
平安時代・鎌倉時代からの由来がある川越の他寺院と比較すると、江戸後期にできたこのお寺は、特に歴史が深いお寺ではありません。単に喜多院に行く途中にあるお寺、という場所です。
このお寺の池には大量の亀がいます。特定外来生物のミシシッピアカミミガメが…(白目)。
若い人にはわからないかもしれませんが…。昔、縁日で「亀すくい」というものがありました。その「亀すくい」の緑亀(ミシシッピアカミミガメ)を、飼いきれない不届き者たちがお寺の池に捨てたのです。
お寺はお寺で殺生ができませんから放置(?)した結果、繁殖してしまい、200匹を超える大量のミシシッピアカミミガメが育ったそうです。なお、こういったお寺は各地にあるそうです。
まあ、川に捨てるよりはいいんだけどね…。
しかし、遅咲きの八重桜が綺麗でした。
喜多院
成田山から、喜多院に向かいます。この通りに昔、「川越歴史博物館」という、名物館長がいる博物館があったのですが、2022年に閉館してしまっていました。残念です。閉館前に、もう一度だけでも行きたかった…。展示品は今、どこにあるんでしょうね。
どんなところだったかは、ぜひリンク先をご覧ください。
◆ 川越水先案内版
さて、川越で一番有名なお寺といったら喜多院でしょう。戦国時代くらいまでは北院と言ったそうです。
ツツジが色鮮やかで、とても綺麗でした。
久しぶりですので、「徳川家光誕生の間」を拝観します。1人400円也。
なお、徳川家光が川越で生まれたわけではありません。火事で喜多院が焼けてしまった際、徳川家光により江戸城の一部が移築されました。その結果、「徳川家光 誕生の間」と「春日局 化粧の間」が川越に来てしまったのです。もっとも、自分が生まれた建物を移築する位ですから、徳川家光との関係は非常に深かったのでしょう。
館内には、江戸時代の道具の展示などがありました。また、喜多院があるところは昔、古墳だったそうで、出土した埴輪などの展示もありました。喜多院の向かいにある、日枝神社が古墳だったというのは知っていたのですが、喜多院自体も古墳があったところに建てられたのですね。昔来た時には目に入らなかったものが、今は目に入りますね。その逆も然りで、昔目に入ったものが、今は目に入っていないのかもしれません。
館内は撮影禁止でしたが、庭の写真を撮ることは可能でした。彼女いわく「なんて素敵な枯山水なの」とのことでした。よくわからないのですが、いい庭だなー、とは思います。おそらくインド系であろうインバウンドの観光客が、熱心に庭の動画を撮っていました。おじさん、わかってるじゃねえか、俺よりも。
拝観チケットが共通しているため、五百羅漢もチラ見してみました。なかなか風化しているように見えますが、メンテナンスとかしているのかしら。
この時点で軽く13000歩ほど歩いており、さすがに彼女も疲れたそうです。喜多院の休憩所?で少し休憩をしました。あともうちょいだよ。いやー、しかし、灰皿がある休憩所ってここだけなんですよね。座ってタバコが吸えるなんて、ありがたや、ありがたや。
仙波東照宮
喜多院から少し南に歩くと、仙波東照宮に着きます。
東照宮は日本各地にありますけど、一番有名なのはやはり日光東照宮でしょう。栃木県を除いた関東の小学生は、だいたい日光に修学旅行に行くものだと思っています。少なくとも私はそうでした。
栃木県の日光東照宮・静岡県の久能山東照宮、と「もう一つ」で日本三大東照宮と言われていますが、日本各地にある東照宮が、その「もう一つ」の地位を巡って熾烈なバトルをしています(嘘ですよ)。
埼玉県的には、日本三大東照宮の「もう一つ」は仙波東照宮のようです。きっと群馬県は前橋東照宮と言い張るし、茨城県は水戸東照宮だと言い張るに決まっています。
◆ 埼玉新聞
あまり参拝客・観光客ともに訪れないようで、絵馬の少なさがちょっと悲しくなります。
階段でこんな写真を撮ってみました。
南院遺跡
仙波東照宮を出て南に進みます。
川越の珍スポット、南院遺跡です。彼女いわく「えっ、これなんなの?」だそうです。そら珍スポットですから。
オープンハウスなら戸建4軒は建てそうな空き地に、無造作に、石碑などが放置されています。初めて見たときは私も驚きました。
南院は北院(喜多院)、中院と並ぶお寺だったのですが、明治維新後の廃仏毀釈の結果、廃寺とされたそうです。廃仏毀釈は、歴史上の出来事で、個人的に許せない出来事の一つです。
中院
南院遺跡から、少し南に歩くと、中院につきます。
このあたりには、北院(喜多院)・中院・南院、と天台宗のお寺が3つあったんですね。もともとは一つの寺だったようですが。ところで、「なぜ、中院が南院より南にあるんだ」と思われた方がいらっしゃると思います。
中院は、もともと仙波東照宮があったところにあったそうです。喜多院をはじめとして、仙波東照宮や中院などが火事で燃えてしまい、再建をする際に、今の場所に移されたとのことです。
ここのお寺も、観光客はほぼいません。お寺としても檀家さんのお墓がありますので、あまり観光客には来て欲しくないようです。境内を歩いていたのは、私たちと、地元の人と思しき男性2名だけでした。男性2名はすぐ帰ってしまったので、私たちの貸し切り状態です。
個人的に、川越のお寺の中で、一番よく手入れされた綺麗な庭だと思っています。有名な垂れ桜は散ってしまっていましたが、とにかく私は、川越に来たなら彼女をここに連れてきたかったのです。素敵な庭を散歩したり、花の写真を撮ったりして楽しみました。
散策はここまで!
お寺っていいですね、あまり変化がない。世の中は変わっていくもので、現代に生きる以上、私たちはその変化についていかなければなりません。疲れちゃいますよね。そんな中で「できるだけ変わらないこと」を保っている、保てているお寺に行くと、ほっとします。
さて、これで川越散策は終了です。時刻は16:30くらいだったでしょうか。
使ったお金は、川越までの交通費を除くと、二人で9000円ちょいでした。旅行・観光消費動向調査によると、日帰り旅行は1人1回あたり20000円くらいが平均だそうです。近場(あまり近くない)とはいえ、あんまり経済を回せてなくてすみません。
駅に戻る途中の居酒屋でビールを飲みつつ夕食を摂り、散々歩いた疲れを癒したのでした。
全然関係ないけど、腱鞘炎で右手首が痛いのに、ドリンクを右側に置かれると腹が立ちます。まあ大体の人が右利きだから仕方ないんですけど。





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