はじめに

参議院選挙が始まり、選挙戦のまっただ中ですね。新聞の情勢調査を読むと参政党の支持率が伸びていて、とても気持ち悪いと感じます。
さて、参政党が立ち上がったばかりの頃、私は「ビジウヨ(※)が集まってまたなんかやってるわ~」くらいにしか思っていませんでした。

※ ネット右翼を煽る「ビジネス右翼」のこと

しかし、どうせすぐ消えると思って、参政党についてはあまりウォッチしていませんでした。彼らはコロナ禍において「反ワクチン」「反マスク」という荒唐無稽なことを言っていました。その時も私は「Jアノン(※)の一種かな?」くらいで流していました。ところが、2022年の参議院選挙で議席をとってしまいます。ドン引きです。

※ アメリカの陰謀論者「Qアノン」の日本版でJアノン

また、先日、7月5日に大災害などが起きるというデマについて触れました。
そこで、「ノストラダムスの大予言」と、そういったバカバカしいものを笑いものにする「トンデモ本の世界」などを思い出しました。

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しかし、情報収集の一貫としてSNSを見ていると、「トンデモ本」どころか一部の日本人の言説そのものが「トンデモ」になってしまっていると感じています。

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既に「日本人ファースト」ですけど

「日本人ファースト」をわざわざスローガンにするのに、違和感しかありません。
その理由は非常にシンプルで、日本の法律および制度は既に「日本人ファースト」になっているからです。日米地位協定に基づく在日米軍を除き、外国人を優遇する施策なんてありません。
もちろん、法律や制度は完璧ではありませんので穴やバグがあります。それらを淡々と塞いでいくだけで済むことです。

「日本人ファースト」を煽り立てることの何が良くないかというと、これは「戦前回帰」に繋がるからに他なりません。「日本人ファースト」をスローガンにすることで、下を作り出す手法ですね。
大日本帝国のとき、日本列島の他、植民地として台湾、朝鮮半島を領土としていたのですが、日本の植民地政策においては日本民族が一等国民であり、台湾の諸民族、朝鮮民族、琉球民族、アイヌ民族が二等国民または三等国民として位置づけられていました。
「日本人ファースト」、これは国内で階級を作ることに繋がります。政治は公平でなければいけません。

実態は「ヤマト民族ファースト」じゃないか

ここ20年以上、「永住外国人に対する地方参政権の付与」について様々な意見や議論があります。私はこれについて明確に反対なのですが、その理由は永住外国人の方々に帰化を促し、彼らに「日本という国家のメンバーとして」正式に加わっていただきたいからです。そのためには、この国をもっと「選んでもらえる国」にしていかなければならないと考えています。
ところが、最近の論調ですと「(既に日本人になった)帰化1世には被選挙権を付与するな」というものがあります。例えば参政党の候補者の応募要件には「帰化したものではないこと」という一文があります。
さらに「日本維新の会」から全国比例で出馬している「石平」さんの出馬表明に対して、ひどいバッシングとヘイトスピーチがありました。東京都議会選挙においても出馬していた帰化一世の「金まさのり」さんと「吉永アイ」さんに対してひどいバッシングとヘイトスピーチがありました。
こういった行為に、怒りを覚えました。「せっかくこの国のメンバーに加わってくださった方に何を言うんだ」と。昔、「黒シール事件」というのがあったのですが、日本の社会というのはそこから何も進化していないのですね。
当たり前なのですが本来「日本人=日本国籍をもつもの」です。「帰化した人に参政権を与えるな」というのは、彼らの主張する「日本人ファースト」が「ヤマト民族ファースト」であることに他なりません。先ほどから言及しているこれらの論調は明らかに排外主義であり、民族差別でもあります。

「外国人政策」という言い方がそもそも排外主義を煽っている

参政党の支持率が上がっていて、他党もそれに倣ってか「外国人政策」なんて煽っている現状は最悪としか言いようがありません。制度・法律に穴やバグがあるのであれば、それを淡々と修正していけばいいだけの話ですし、内容も概ねそうなのですが、それをわざわざ「外国人政策」として「排外主義」を煽るような言い方でアピールするのは。よくないことです。
さて、この国の人口は少子高齢化により、どんどん減っていて労働者不足が顕著です。さまざまな業種において外国人労働者に助けていただいて、産業が成り立っています。そういった方々と共生して、彼らに新しい国家のメンバーとなっていただかなければ、この国は滅びるでしょう。

それ、外国人関係ないです

外国人の犯罪を取り締まれ云々と言う人がいます。逆に聞きたいのですけど、だったら日本人が起こす犯罪は取り締まらなくていいんですか?よくありませんよね。日本で一番犯罪を犯すのは、多数派である日本人なのですから。
外国人云々はまったく関係なく、当たり前に「犯罪をきちんと取り締まれ」というだけで済むことです。また司法は「誰がしたか」ではなく「何をしたか」で裁かなければなりません。

どれだけ血を流したと思っているんだ

日本で犯罪を犯した外国人をすぐに強制送還しろという方がいます。
日本で犯罪を犯した外国人を、日本において日本の司法で裁くのは、日本が国家として持つ当たり前の権利です。
幕末に欧米列強と結んだ不平等条約では、国内の外国人の犯罪に対しては「治外法権」でした。そこから日清戦争、日ロ戦争、第一次世界大戦に参加して多大なる血を流し、外交努力を重ね、やっと勝ち取った権利の一つが「日本国内で犯罪を犯した外国人を日本の司法で裁くこと」なのです。その権利を勝ち取るために命を落とした「靖國の英霊に土下座して詫びてこい」と言いたくなります。
外国人犯罪の起訴不起訴がどうたらこうたら言うのであれば、まず米軍基地に抗議に行くことです。在日米軍に所属しているアメリカ兵が犯した犯罪の8割は不起訴ですから。

エセ保守に嫌気がさす

なんかまとまりのない文章になっていますが、正直に言うと、ここ数日、かなり悶々とした気分になっていました。
そもそも、「保守思想」というのはざっくり言うと、その行きつく先がどこであれ「人は過ちを犯すのだから、科学や歴史から学んで社会を急激にではなく、少しづつ変えていこう」、というものです。

ところが昨今の、日本の「保守」を名乗る輩に対しては、歴史を学ばないが故に結果的に「戦前回帰」を訴えているだけにしか見えません。また大日本帝国は、欧米列強の植民地支配からアジア諸民族を解放する、「八紘一宇」という理念を掲げて太平洋戦争を戦いました。これは建前にすぎませんが「排外主義」というのはその建前すら否定しています。戦前よりも醜悪だと言っていいかもしれません。

戦前から戦後にかけて「棄民」のように、アメリカやブラジルなど南米に、日本人が移民として移住していきました。そういった「日系移民」の方々は、移住先で差別をうけたり奴隷的な労働をさせられる、など、大変な思いをしたと聞いています。
そういった経緯から、第一次世界大戦の戦後処理パリ会議の委員会において、日本は世界で初めて「人種差別の撤廃提案」をするに至ります。日本人であるならば、このことを誇りに持ち、過ちを繰り返さず、誤った「日本人ファースト」などに与して「排外主義の片棒を担ぐ」ようなことはしないで欲しいと本気で思っています。

日本はもうトンデモな世の中になってしまっているのですね。
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関係ないけど

裏金議員一覧

自民党で「裏金問題」に関わった議員で立候補している候補の一覧です。これらの候補には票を入れてはいけません。
名前 派閥 選挙区
 赤池誠章  安倍派  比例区 
 石田昌宏  安倍派  比例区 
 加田裕之  安倍派  兵庫県選挙区 
 北村経夫  安倍派  山口県選挙区 
 高橋はるみ  安倍派  北海道選挙区 
 長峯誠  安倍派  宮崎県選挙区 
 西田昌司  安倍派  京都府選挙区 
 橋本聖子  安倍派  比例区 
 堀井巌  安倍派  奈良県選挙区 
 森雅子  安倍派  福島県選挙区 
 杉田水脈  安倍派  比例区 

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画像引用元は吉永アイ候補のPost。

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