2025年の7月に何かあるとか、もっと具体的に2025年7月5日に何かがあるとか、そういうオカルティックな噂が流れているみたい。バカバカしいですね。「ノストラダムスの大予言」を思い出しました。結局、「恐怖の大王」はきたのでしたっけ?
デマというのは非常に厄介です。
2025年7月に「何も起きない」ことを証明するのは不可能(悪魔の証明)なのですから、本来であるならば「何かある」と言う側がエビデンスを添えて証明すべきことです。しかしデマを流す側は何もしないというね。
本ブログでは、過去いくつかのデマを否定する記事を書いていますが、デマを打ち消すには大変な労力がかかりますので、砂漠に水を撒いている気分になります。
私はデマが嫌いなのですが、まあ今回はいいです。と、いうのも誰かに対する誹謗中傷とかではなく、誰を傷つけるデマでもありません。
むしろ、日本はいつ地震が起きてもおかしくない国なのですから、防災意識が高まって、いざ何かあった時の備えをしてくれる人が増えるならそれはそれで、プラスの側面があると考えます。
私事になりますが、私自身は大地震を経験したことがありません。
2011年の3・4月は出張で月の半分くらいは大阪にいたのです。東日本大震災があった日も私は大阪にいました。ちょうど、昼食を摂っていて「あれ、ちょっと揺れたね」なんて同僚と話していたところ、関東にいた妹が泣きながら電話をかけてきました。そこで関東・東北で大きな地震があったことを知ったのでした。
その日はちょうど金曜日。日曜の夜に前乗りをして、月曜日から金曜日まで仕事をしたあと、いったん帰る日だったのです。
しかし、東海道新幹線が止まり帰ることができませんでした。大阪市どころか大阪府内のホテルはほぼ私たちのような帰宅難民で満室で、結局、電車で神戸まで行ってなんとか泊まるところを見つけたのでした。
これを書いていて、そのホテルで気仙沼の火事の映像をテレビで観て、「一体何が起きているんだ」と不安に思ったことを思い出しました。まさにこの動画のこれです…。
翌日、新幹線が動いたのでなんとか帰宅したものの、食べ物がほとんどない、とね。両親は、父の定年退職の記念に長期で海外旅行に行っていて、実家には妹しかいなかったのです。
妹とスーパーに行ったところ、不安による買い溜めと、物流の乱れによってほとんど食べるものが買えなかったのを覚えています。乾麺の蕎麦くらいしか買えなかったです。あとは、福島第一原発の事故で節電が呼びかけられていたので、土鍋でコメを炊いてほとんどオカズなしに食べたのでした。
その経験があって、最低でも1人3日分の非常食と水を買い、置いておくようにしています。賞味期限が切れたあとの処理が大変ですが…。もともと自宅で仕事をしていて引きこもっているので、ローリングストックのためにアルファ化米とかを食べてると、まるで避難生活を送ってる気分になって気が滅入るのですよね…。
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私が住宅を購入した当時、中古住宅は耐震基準を満たさなければ住宅ローン控除を受けられなかったのです。戸建でもよかったのですが戸建にせずマンションにしたのも、火事さえなければマンションの方が地震に強いため、引きこもっている方が安全だと判断したからです(他、防犯などの観点もあり)。実際、東日本大震災で実家マンションはなんともありませんでした。自宅マンションを買うにあたって、地震ハザードマップをきちんと確認しました。
もちろん火事になったら避難しなければならないので、防災セットをきちんと用意して中身を確認し、不足しているもの(携帯ウォシュレットやあわないマスクをした時に耳が痛くならないやつ等)を追加するようにしています。
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良い機会ですので、皆さまにおかれましても一度、備えを見直してみたらよいかと思います。
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